ザ・ノース・フェイスのカトラリーケースを「ペグケース」に流用!これかなり理想形!

<&GP編集部員が買ってみた!使ってみた!>

キャンパーのみなさん、“ペグ”ってどう持ち運んでますか? おそらく「ペグケース」に入れている人が大半だと思います。

この「ペグケース」、ずっとしっくりくるものがありませんでした。キャンプ道具はコンパクトにまとめたい性分から、ツールボックスのような上部がパカッと開くボックス型は当初より選択肢になく、このところは厚いキャンパス地のフラップタイプを使っていました。

手持ちのペグは計27本。重い鍛造ペグもあります。おそらくですがこのペグケース、そこまでの重さと本数を入れることは想定していないのかもしれません。要はちょっと使いづらかったんです。

だから折につけペグケースは探していたんですが、これというモノがなかなか見つからず…。

ただしソロキャンプ時は、Amazonで見つけたフラッシュライト用ホルスターにチタンペグをメインに10本程度入れて持っていきます。だから、手持ちのペグを全部入れられるケースについては、少々使いづらくてもいいやと半ば諦めていました。

そんな中、先日見つけちゃったんです。それがTHE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)の「フィルデンスカトラリーケースL」(6600円)。思い描いていたペグケースの条件にすべて合致。まさかカトラリーケースに理想形があったとは!

 

■理想に合致するスペック

ずっと探していたペグケースの条件は以下の3つ。

1. 長さは35cm程度

→最長のペグは長さ30cm、ペグハンマーは30.5cm

2. ペグの出し入れが簡単

→使う時も片付ける時もストレスを感じない

3. 頑丈&コンパクトで持ち運びやすい

→ペグとハンマーをすべて入れるとかなりの重さになるため

具体的な形状はさほど想定しておらず、これら3つの条件に当てはまればどんなカタチでもいいと考えていました。

そして「フィルデンスカトラリーケースL」は条件をすべてクリアしたわけです。

サイズは長さ35×幅15×高さ7cm(重さ約360g)。

3辺にファスナーが付いていて、ガバッと開きます。内部にあるメッシュ状のインナーは取り外して単体でも使えます。

ペグケースとして使うのは外側のケースだけ。インナーはどうしようか悩み中。自宅で使っているお玉やターナーなども余裕で入るので、本来の使い方である調理道具入れとしてもいいんですがメッシュ状態で運ぶのもなんだし、バーナーなどのギアケースとして使ってもいいけれど深さがちょっと足りないし…。

ということで、いったん燃料ケースとして使うことにしました。CB缶やOD缶って丸いから収まりが悪いんですよね。だからまとめて四角くしておけばいいかなと。でも他にいい使いみちがあるかもしれないので、現状はというところです。

では外側のケースにペグを入れていきましょう。

 

1. 長さは35cm程度

ペグの中で最長は30cmのブッシュクラフト「SUSタフステーク」、そしてペグハンマーは30.5cmの村の鍛冶屋「エリッゼステークアルティメットハンマー」です。だから、これらが入ることは最低条件。

「フィルデンスカトラリーケースL」は長さが35cmなので、ペグもハンマーも余裕で入ります。

ちなみにフタ部分の内側はメッシュのポケットが付いています。

せっかくだから、抜いたペグの土を拭うための雑巾を入れることに。パラコードとかいろいろ入れたくなりますが、あれもこれもと入れ始めるとキリがないので、ペグ関連だけ入れることにしました。

 

2. ペグの出し入れが簡単

フタが180度開いた状態にできるので、中のモノが見渡せて、探しているペグが見つけやすい。テントやタープをたてている時に開いて置いておけばOK。必要なペグとハンマーを取り出して刺して回る。そんなイメージです。

そして絶妙な深さもポイントです。深すぎると底の方が暗くて見えづらくなるし、取り出しづらくもなる。このぐらいが本当にちょうどいい。

片付ける時も、雑巾で拭ってポンと投げ込むだけ。これはラク。

 

3. 頑丈&コンパクトで持ち運びやすい

素材は900デニールのリサイクルポリエステル。これだけ厚いと、まず破ける心配はありません。それに最近のザ・ノース・フェイスでは定番カラーとなっているニュートープグリーンもいい感じ。他にも明るい色味のメルドグレーとブラックがあるようです。

内側はTPEをラミネート加工されています。ツルッとしているのでペグの先端が引っ掛かる心配なし。汚れも簡単に落とせそうです。

そしてかなり持ちやすい。

ハンドルは短辺と長辺それぞれにひとつずつ付いているんですが、長辺側のハンドルを持つと重さをさほど感じません。しっかり縫い付けられているので、外れる気配も微塵もなし。このあたりの品質は、さすがザ・ノース・フェイスといったところ。

そして厚さが7cmしかないため、トランクカーゴやソフトコンテナにも入れやすい。道具の隙間にスポッと入ります。

*  *  *

ようやく見つかった理想のペグケース。正直、価格はあまりかわいくないですが、長年探し求めていたことや、使い勝手の良さなどを考えると、満足度は十分高い。

まさかカトラリーケースだったとは予想だにしなかったわけですが、こういうモノが見つかった時の感動ってひとしおですよね。あー早くこれ持ってキャンプ行きたい!

>> ザ・ノース・フェイス

<取材・文/円道秀和(&GP)>

 

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