2022年の米国のポッドキャスト広告の売上高、21億3,000万ドルに達する見込み

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インターネット広告業界団体「Interactive Advertising Bureau(IAB)」と「PricewaterhouseCoopers(PwC)」の新しい調査によると、2022年の米国のポッドキャスト広告の売上高は、前年比47%増の21億3,000万ドル(約2,768億円)に達すると予想されています。

ポッドキャスト広告の売上高は2022年、21億3,000万ドルに

米メディアVarietyは、今年の米国のポッドキャスト広告売上高は2021年の14億5,000万ドル(約1,900億円)を大きく上回るものの、2020年から2021年にかけての伸び率と比べると減速していると指摘しています。
 
2021年の米国のポッドキャスト広告売上高は、前年比72%増の14億5,000万ドルでした。2021年のPwC/IABのインターネット広告売上レポートによると、同年の米国のポッドキャスト広告の売上高は、昨年35%増となったインターネット広告市場全体の2倍の速さで成長しています。
 
伸び率は減少しているものの、米国のポッドキャスト広告の売上高は2桁成長を続け、2024年までに42億ドル(約5,472億円)に達すると予想されています。

ポッドキャスト広告の成長を促す要因は主に3つ

IAB/PwCの最新のポッドキャストレポートによると、ポッドキャスト広告の成長を促している要因は主に3つあるとのことです。
 
リスナーとコンテンツの継続的な増加、動的広告挿入(DAI)経由で配信される広告収益が2年間でほぼ2倍になり、2021年に84%のシェアを獲得したため自動広告技術の利用が増加したこと、そしてスポーツや犯罪など、これまで支出額が少なかったカテゴリーでの広告支出の増加です。
 
IABのリサーチ及びインサイト担当副社長であるクリス・ブルーダル氏は、次のように述べています。
 

ポッドキャストのコンテンツはこれまで以上に魅力的で多様化しており、それがより多くの魅力的な視聴者に繋がっています。しかし何よりも、ポッドキャスティングは消費者向け直接広告を超えて、ブランド構築のサポートとビジネス成果の推進を実現できることが証明されています。

 
この2年間、在宅勤務が増えたことにより通勤時間が短くなりポッドキャストを聴く回数が減ったという声もあります。しかし、そのことが企業が広告に資金を投入することを妨げていないことは明らかです。
 
 
Source:Variety via iMore
(m7000)


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