株式会社DATAFLUCTは、さまざまなデータとAIを活用し、“その物件に出店した場合の売り上げ”を根拠とともに示す出店分析サービス「CAPTAIL Locator(キャプテール ロケーター)」を5月13日(金)にリリース。
出店場所が売り上げに大きく影響する小売店や飲食店などの成功を支援する構えです。
多角的な解析、結果の根拠も提示
「CAPTAIL Locator」は、社内データ・オープンデータ・実地調査で得た視認性などの情報をAI解析し、高精度な売上予測を提示します。
解析に使われるのは、人口(国勢調査)・駅乗降客数・既存店データなど。オプションで競合店情報・人流データなども活用できるため、多角的な分析が可能になるようです。
注目したいのは、“説明可能なAI”による予測売上に影響を与える要因の可視化。「分析結果の根拠がわからない」といったAIサービスの課題を解決します。
AIモデルを低コストで構築
同サービスは、自動的にAIモデルを構築する“AutoML”という技術を活用。一般的に、AIモデルの構築はデータサイエンティストが行いますが、これには時間もコストもかかります。そこでAutoMLを活用し、最新の機械学習を高速・安価に使えるサービスを生み出しました。
AutoMLでは、何度でもAIモデルを構築できるため、売上影響要因の仮説検証や出店後の売上実績データ入力で精度を上げられるようです。
DATAFLUCTのAIサービス
同社は、映像・音声・文書など異なる様式のデータを統合的に処理するマルチモーダルデータ活用を得意としています。また、ノーコード機械学習プラットフォーム「Comler」などAutoMLを活用したサービスも展開中。
こうしたノウハウをもとに開発した「CAPTAIL Locator」で、低コストかつ高精度な出店分析を提供します。
このほか、外部データのAI解析による需要予測とダイナミックプライシングを提供する「Perswell」や、リアルタイムに近いデータをAI解析して街づくりを支援するアプリシリーズ「Smart City Series」なども提供中です。
(文・Higuchi)
- Original:https://techable.jp/archives/178659
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:樋口
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