【検証】watchOS8.6でSeries 7の高速充電不具合解消?充電速度改善

Belkin_apple_watch_s7_charger
 
筆者のApple Watch Series 7をwatchOS8.6にアップデートし、watchOS8.5で発生していた高速充電ができなくなる不具合が解消されているか確認しました。Belkin BOOST↑CHARGE PRO Apple Watch用ポータブル急速充電器を使った実験を2回行った結果、充電速度が改善されたことがわかりました

watchOS8.5で高速充電できなくなる不具合

watchOS8.5にアップデートしたApple Watch Series 7では、Belkin BOOST↑CHARGE PRO 3-in-1 Wireless Charging Pad with MagSafeなどで高速充電ができなくなる不具合が確認されていました。
 
この不具合は、watchOS8.5.1でも解消されていませんでした。
 
また、筆者が以前行った実験では、Apple Watch Series 7付属の高速充電対応ケーブルを使った場合の充電速度が、Apple Watch磁気充電ドックでの充電速度と変わりませんでした。
 

watchOS8.5での充電速度実験結果

 

  • Belkinの充電器:30分でおよそ5%、1時間でおよそ10%
  • 高速充電対応ケーブルと磁気充電ドック:30分でおよそ21%〜23%、1時間でおよそ43%〜44%

 
watchOS8.5 test 1

watchOS8.6、Belkinの高速充電対応充電器で検証

watchOS8.6にアップデートしたApple Watch Series 7を、Belkin BOOST↑CHARGE PRO Apple Watch用ポータブル急速充電器で充電した結果、充電速度が改善されていることがわかりました。
 
実験は、Apple Watch Series 7をwatchOS8.6にアップデートした後に再起動し、バッテリー残量約60%から100%になるまでの時間を2回計測しました。
 

watchOS8.6での充電速度実験結果

 

  • 約80%までは、5分あたり約7%ずつ充電された
  • 約80%以上ではバッテリー保護充電になるのか、充電速度は緩やかになった
  • 参考用に記した下記グラフ中の黄色点線の、watchOS8.5+Belkinの充電器の組み合わせと比べると、充電速度が大幅に改善された
  • watchOS8.5+高速充電対応ケーブルと比べても、充電速度が早くなった

 
watchos8.6 charging test

まとめ

今後、Belkin BOOST↑CHARGE PRO Apple Watch用ポータブル急速充電器とApple Watch Series 7付属の高速充電対応ケーブルで充電速度が異なるか、改めて実験する予定です。
 
今回の検証実験は、筆者所有のデバイスによるものです。環境が異なる場合、結果が異なることがあります。
 
 
(FT729)


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