ソニー WH-1000XM5の搭載チップ/内部構造が認証機関への申請資料から判明

WH-1000XM5 FCC
 
The Walkman Blogが、米連邦通信委員会(FCC:Federal Communications Commission)への申請資料から明らかになったとし、ソニー WH-1000XM5の搭載チップと内部構造を、画像を用いて説明しています。

FCCの申請資料に添付された、WH-1000XM5内部の画像

The Walkman Blogによれば、ソニー WH-1000XM5の搭載チップと内部構造に関する画像は、FCCへの申請資料に添付されているものとのことです。
 

左側ハウジング:WPADとは?

左側ハウジング内部のドライバーの周囲には、金属製のリングが搭載されています。
 
このリングについてFCCの資料には「WPAD」と記されているようですが、用途は不明とThe Walkman Blogは記しています。
 
WH-1000XM5 FCC_2
 

左側ハウジング:ヒンジ

WH-1000XM5では、ヒンジ(蝶番)の位置が外側から内側に変更されているようです。この変更は、ヒンジに由来するノイズを抑えるためかもしれないと、The Walkman Blogは推測しています。
 
WH-1000XM5 FCC_3
 

左側ハウジング:プリント基板表面

WH-1000XM5の左側ハウジング内部に配置されているプリント基板表面に搭載されている部品は、下記の通りです。
 

    1. ソニー QN1プロセッサー(CXD90050)
    2. 左側マイク用コネクター
    3. フィードバックマイク用リボンケーブル接続コネクター
    4. ヘッドフォンジャック/ボタン用プリント基板接続コネクター
    5. 左側ドライバの接点
    6. 右側ハウジングからのケーブル用コネクター
    7. 「WAPD」リボンケーブル用コネクター
    8. Bluetoothアンテナ
    9. 水晶発振器

 
WH-1000XM5 FCC_4
 

左側ハウジング:プリント基板裏面

WH-1000XM5の左側ハウジング内部に配置されているプリント基板裏面に搭載されている部品は、下記の通りです。
 
The Walkman BlogはWH-1000XM5のプリント基板について、WH-1000XM4のものと比較してコネクターが増えており、それに伴って少し大きくなっていると述べています。
 

    1. MediaTek MT2822A(Bluetooth システム・オン・チップ(SoC))
    2. J8 コンデンサー
    3. 空気圧センサー
    4. 不明その1
    5. 不明その2

 
WH-1000XM5 FCC_5
 

右側ハウジング:バッテリーとセンサー

右側ハウジングには、3.8V/1,200mAhのリチウムイオンバッテリーやプリント基板が搭載されています。
 
WH-1000XM5 FCC_6
 

右側ハウジング:プリント基板

WH-1000XM5の右側ハウジング内部に配置されているプリント基板に搭載されている部品は、下記の通りです。
 

    1. USB-C基板
    2. アクセサリー基板とUSB-C基板をつなぐケーブル
    3. ドライバーからのケーブル
    4. ドライバーからのケーブル接続部
    5. 左側ハウジングにつながるケーブル
    6. 右側ハウジングのマイク
    7. フィードバックマイクのコネクター、もしくはバッテリー温度センサー接続部
    8. バッテリー出力ケーブル
    9. バッテリー基板へのケーブル

 
WH-1000XM5 FCC_7
 
 
Source:The Walkman Blog
(FT729)


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