Appleは来月開催の世界開発者会議(WWDC22)で他のOSとともにwatchOS9を発表、また秋にはApple Watch Series 8を発表すると期待されています。
米メディアMacworldが、これまで何度か噂になりながらも実現していない、watchOS9とApple Watch Series 8での導入が期待される5つの新機能(というよりも機能改善)をまとめていますのでご紹介します。
より優れた省電力モード
Apple Watchはすでに省電力モードを搭載していますが、同モードに設定すると時刻表示以外のすべての機能は停止してしまいます。つまり単なる腕時計と化してしまうのです。
Bloombergのマーク・ガーマン記者によれば、watchOS9ではiPhoneの低電力モードのように、一部の機能は使えなくなるものの、バッテリーの持ちを延長しつつ、アプリを含むほとんどの機能が使える新たな省電力モードが追加される見通しです。
カスマム文字盤
AppleはwatchOSのメジャーアップデートに伴い、これまでにも数々の新しい文字盤を投入してきました。しかし開発者やユーザーがゼロから作れる「カスタム文字盤」は、著作権などの問題のためか、実現していません。
MacworldはAppleが”FaceKit”フレームワークと開発者ツールキットを提供、枠組みを設けつつ、自由に文字盤が開発できる仕組みを作って欲しいと記しています。
睡眠モニター機能の改善
睡眠モニター機能はwatchOS7で導入されました。しかしMacworldは「一部の睡眠追跡サードパーティーアプリのほうが機能的に優れている」と指摘、機能向上とともにシンプルかつ使いやすいインターフェースへの改善を希望すると述べています。
「ヘルスケア」アプリの追加
iPhoneには標準搭載されている「ヘルスケア」アプリが、Apple Watchには存在しません。Macworldは心拍数、ECGといった健康関連の記録はApple Watchで行っているのに、Apple Watch用のヘルスケアアプリがないのはなぜだろう、と疑問を投げかけています。
文字盤はiPhoneのスクリーンと比べて小さいため、多くのデータを表示するのは難しいかもしれませんが、手元でヘルスケア関連情報をまとめて見ることができるのは便利です。
Siriサポート付「メモ」アプリ
Apple Watchには「メモ」アプリもありません。わざわざApple Watchでメモを取る必要もないからでしょう。
しかしSiriを使って、音声入力で簡単にメモが取れたら非常に便利だ、とMacworldは主張します。たとえば「ヘイSiri、メモを取って」とApple Watchに呼びかけるだけで新たなメモが作成され、読み上げた内容がすべて記録されて、iCloud経由でiPhoneやMacなどと同期できたら確かに便利です。
Macworldはこれら5つの機能は、ハードウェアを改良しなくても、watchOSの改善だけで追加できると述べています。
Source:Macworld
(lunatic)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-456133/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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