チップの需給や新型コロナウイルス感染症(COVID-19)といったテック企業に吹く逆風にもかかわらず、iPhoneの需給が「驚くほど」堅調に推移しているとの報告がアナリストから登場しました。
ロックダウンもどこ吹く風?
Wedbush証券が投資家向けに公開したリポートによると、成長スピードの鈍化からハイテク企業全般の過熱感が警戒されているなかで、Apple製品の需要は依然として衰える気配がないそうです。
確かに、Appleのティム・クック最高経営責任者(CEO)は先日、中国のロックダウンによって供給不足に陥り、40億ドル〜80億ドル(約5,110億円〜約1兆220億円)の収益押し下げに繋がると述べました。
しかしWedbush証券によれば、今のところiPhoneの需給は「予想以上に持ちこたえており」、四半期レベルでは「経営陣のガイダンスよりも良い傾向」だそうです。
iPhone14は13以上の出荷台数を見込む
またWedbush証券は、ロックダウンやサプライチェーンの問題について、第2四半期(4月〜6月)に「心配のピーク」になるものの、その後は次第に落ち着きをみせ、iPhone14シリーズにとって重要な第4四半期(9月〜12月)には沈静化するとみています。
レポートは「iPhone14の初期出荷台数と生産計画は、iPhone13の出荷台数から若干増加するはずだ」とし、世の中に流通する10億台のiPhoneのうち約25%は約3.5年間アップグレードされていないことを踏まえ、iPhoneの旺盛な需要が健全なまま推移するとの考えを示しています。
ちなみに、第1四半期でiPhoneは大幅な出荷台数の増加を北米市場で遂げています。すでに成熟したと考えられる北米市場でiPhoneを需要がこれだけ強いことは、いかにAppleのアップグレード戦略が功を奏しているかを物語っていると言えるでしょう。
Source:MacRumors
(kihachi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-457054/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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