管理者がトンネル内を歩き回る必要なし! ドローン×AIで煩雑な工事進捗管理をスマートに

クオリカ株式会社(以下、クオリカ)は、屋内型建設現場における自律飛行型ドローンとAIを活用した工事進捗管理ソリューションの商用化に向け、2021年夏から実証実験を実施してきました。

そしてこのたび、クオリカと株式会社EARTHBRAIN(以下、EARTHBRAIN)は、同ソリューション開発に向けた協業ついて検討を開始。2023年春の商用化へ向け、EARTHBRAINが提供する「ランドログプラットフォーム」を活用した実証実験を今年度中に開始するようです。

資材などを検知しながら現場を自律飛行

同ソリューションは、トンネル・高層ビル・プラントなど屋内型建設現場において工事進捗管理を効率化するもの。クオリカのパートナーで、非GNSS下のドローン自律飛行システムを開発する株式会社Spiralとともに開発を進めてきました。

自律飛行型ドローンは、ドローンポートから自動で離陸し、現場のマーカーを読み取って自律飛行。資材や構造物などを検知しながら建設現場を撮影します。この映像は、クラウドに送信され、工事管理者画面で確認したい検知物を選択すると動画を確認可能です。

また、工事管理者画面で分析したい動画を選択してアップロードすると、資材状況・作業進捗・作業場所などからAIが導出した工事進捗を確認できます。

遠隔地から状況確認が可能に、拡張性も向上

クオリカとEARTHBRAINが協業することで、EARTHBRAINのランドログプラットフォームにクオリカのAIを連携し、工事管理者が現場から離れた場所にいても進捗状況を確認できるようになるとのこと。

また、同ソリューションの拡張に有用なパートナー各社とのスムーズな連携や、現場ニーズに合わせた柔軟な拡張も可能となるようです。

49社が参画する建設業界向けオープンプラットフォーム

ランドログプラットフォームは、建設業界向けIoTオープンプラットフォーム。直接的に建設生産プロセスに携わる企業はもちろん、間接的に関わりを持つ異業種企業やアプリプロバイダーなど49社が参画し、建設業界の課題解決に挑んでいます(2021年12月末時点)。

同プラットフォームでは、建設生産に関わるデータを集約。それらを解析し、アプリなどを通じてより利用価値の高い情報として提供します。

情報の収集・蓄積・解析の機能をオープン化したことでアプリプロバイダーの参画を促し、新たなアプリケーションによる業種業態を超えた連携でイノベーションを加速するとのことです。

PR TIMES
クオリカ株式会社
株式会社EARTHBRAIN

(文・Higuchi)


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