バッテリー内蔵で約8時間も稼働するポータブルクーラーって車中泊にぴったりじゃん!

テント泊と比べてなんとなく手軽で快適そうな気がする車中泊ですが、気温が上がるこれからの季節は注意が必要。エアコンのかけっぱなしは安全面からもマナーの上でも感心できない、さりとて窓やドアを開けたままではあまりにも不用心。

そんな悩みを解決してくれそうなアイテムが登場しました。それが、ポータブル電源でおなじみEcoFlowが作った本気で使えるポータブルクーラー「EcoFlow Wave」(本体のみ16万9400円)です。「持ち運べるサイズじゃ、性能はあまりあてにできないんじゃない?」なんて予想をいい意味で裏切る、優れた冷却性能に注目です。

この「Wave」、「RIVER」や「DELTA」といった大容量・高出力のポータブル電源で知られるEcoFlowが手がけた初めてのポータブルクーラーです。開発にあたって目指したのは、持ち運び可能なサイズながらも実用にしっかり耐える、優れた冷却性能を有したクーラーであること。

室外機なしで使えるポータブルタイプのクーラーは、手軽な反面、中には冷え方がイマイチなものもあるのですが、この「Wave」は室内面積5㎡未満の空間であれば一般的なエアコン同等の冷却性能を発揮。わずか8分間で30℃から24℃まで気温を下げられるというから驚きです。

もちろんこれだけの冷却性能を発揮するにはそれなりの電力が必要。本体への給電は家庭用AC電源、専用バッテリーパック、ポータブル電源(AC出力600W以上)、車載シガーソケット、ソーラーパネル※の5種類に対応していて、場所や状況に合わせて最適な手段が選べるようになっています。

シガーソケットとソーラーパネルで給電する場合、運転モードはファンモードのみ利用可能

アウトドアなど電源の取れない場所に持ち出す場合は、容量1008Whの別売専用バッテリーパックを使うことになります。計算上の駆動時間は冷却モードで3時間、送風モードであれば22時間です。また、「Wave」にはモードや風量、設定温度などから最適なバランスを算出して動作を自動調整する搭載するアルゴリズムが搭載されていて、冷却/送風を切り替えながら最大8時間の連続使用ができるようになっています。

さらにEcoFlowのポータブル電源「DELTA Max」「DELTA Pro」を一緒に使えば28%もの動作時間延長を実現。バッテリーが無駄なく有効活用できるのはさすがEcoFlow、残容量を気にすることなく快適に過ごせるのはありがたいですよね。

また一般的なスポットクーラーでは冷却時に発生する凝結水の排水も気にしなくてはなりませんが、「Wave」ではヒートチューブを通して自動的に蒸発するノンドレン方式を採用、湿度の低い環境であれば排水不要で使えます。

ただし本体サイズは518×310×416mmで重量17.5kg、専用バッテリーパックを装着した状態では25kgとなかなかのボリューム感。ぎりぎり持ち運べなくもないところではありますが、このあたりは購入前にあらかじめご留意を。

7月の発売に先駆けて現在公式サイトで予約を受付中。専用バッテリーパックとのセット(27万5000円)や、「DELTA Max」とのセット(41万1400円)、「DELTA Pro」とのセット(56万8700円)もラインナップされているので、使いたいシーンに合わせてバッテリーも同時購入しておくのがよさそうです。

>> EcoFlow

<文/&GP>

 

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