楽天モバイル「0円」廃止、回答した楽天ユーザーの7割が解約検討~Soldi調査

楽天モバイル 「Rakuten UN-LIMIT VI」
 
楽天モバイルの新料金プランが発表されたことを受けて実施された、楽天モバイルユーザーを対象にした調査で、回答者の約7割が解約を検討していることが明らかになりました。のりかえ先の1番人気はau(KDDI)のpovo 2.0が挙がりました。

全国の楽天モバイルユーザー441名を対象に調査

通信費・家計見直しサイトSoldiは、楽天モバイルユーザーを対象に「楽天モバイルの0円廃止に関する意識調査」を実施し、その結果を発表しました。この調査は2022年5月18日~5月20日にインターネットで実施され、全国の23歳~79歳の男女441名から回答を得たものです。
 

回答者の5割以上が0円運用ユーザー

楽天モバイル MNP のりかえ 調査
 
回答した441名のうち、利用している月間データ通信量を尋ねた設問では、0円運用できる1GB未満と回答したユーザーが55.8%で最も多く、次いで1GB以上3GB未満が15%、3GB以上20GB未満が13.6%という結果でした。
 
楽天モバイルユーザーで最も多い0円運用ユーザーの大半が「1GB未満のデータ利用であれば0円になる料金プランに魅力を感じて契約した」としていたことから、今回の0円廃止の発表はユーザーへ大きな影響を及ぼしているものとみられます。
 

回答者の7割以上が0円廃止「残念」

楽天モバイルの新プランについてどう思うか尋ねた設問では、回答者の77.5%が「とても嫌だ」「嫌だ」「どちらかと言えば嫌だ」と回答しました。使用するデータ通信量が多いほど、0円廃止を嫌だと感じるユーザーの割合は減っていますが、全体的に残念だと感じているようです。
 
楽天モバイル MNP のりかえ 調査
 
0円運用しているユーザーのみで見ると約94%にのぼります。「とても嫌/嫌/どちらかといえば嫌」を選んだ理由として「0円でなくなるから」「0円で宣伝しておいて今さら料金プランを変えるのはおかしい」どいったコメントが寄せられたそうです。
 
楽天モバイル MNP のりかえ 調査
 
0円運用をしていない楽天モバイルユーザーでは約6割が「とても嫌/嫌/どちらかといえば嫌」を選択しました。
 
その理由として「サービスの魅力度が減る」「急にプラン内容を変えることに不信感を覚える」など、個人の料金金額には変わりはないものの、楽天モバイルの新料金プランに納得できないとの声が多く挙がったとしています。一方で「妥当な値上げ」「ポイントアップされる」といった0円廃止に賛成する声も挙がっていました。

0円廃止発表を受けてすでにのりかえ(MNP)検討する人も

他社(プラン)へののりかえ(MNP)意向を尋ねた設問では、半数以上(56%)が「のりかえを検討している」もしくは「すでにのりかえている」と回答しました。
 

月間データ通信量が少ない人ほどMNP意向が強い

のりかえ意向結果では、0円運用ユーザーの67.9%、0円ユーザー以外の37.9%が、のりかえを検討中、あるいはすでにのりかえていることがわかりました。
 
楽天モバイル MNP のりかえ 調査
 
利用中の月間データ通信量別にみると、データ通信量が少ないユーザーほど、のりかえを検討している傾向で、1GB以上3GB未満ユーザーも半数以上(53%)がのりかえを検討していることがわかります。
 
楽天モバイル MNP のりかえ 調査
 

MNP先は0円運用ができるpovo 2.0が人気

MNPを検討しているユーザーにMNP先を尋ねたところ、最も多く挙がったのは0円運用が可能なKDDIの「povo 2.0」(43.2%)で、次いで「まだ決まっていない」(34%)、NTTコミュニケーションズの「OCNモバイルONE」(17.4%)と続きました。大手キャリアのサブブランド、オンライン専用ブランドのY!mobile、UQモバイル、ahamo、LINEMOも挙がっています。
 
楽天モバイル MNP のりかえ 調査
 
MNP先としてpovo 2.0を選んだ理由は「基本料金が0円から選べる」「料金が安い」といった、月額料金に関する回答が多く挙げられました。その他にも自分でデータ容量を追加(トッピング)するシステムにより「自分に合ったサービスの組み合わせができる」との回答もありました。

楽天0円運用のライターがMNP先を本気で検討した記事もぜひ

0円で電話番号を持つことができるため、楽天モバイルをメイン回線としてではなく、サブ回線として運用していた方も少なくないでしょう。今回の新料金プラン発表を機に、メイン回線とあわせての回線見直ししたり、サブ回線を引き続き運用する場合でもコストパフォーマンスが良いMNP先を検討したい方も多いのではないかと思います。
 
楽天モバイルを0円運用していたiMライターが、安さ重視でMNPするならどのキャリア・プランが候補になるかを本気で検討した記事が参考になるでしょう。同ライターはその後実際に日本通信SIMの合理的シンプル290プランにeSIMでMNPしたようです。
 
楽天モバイルの新プラン発表直後から、0円運用できるpovo 2.0や、データ容量やSIMタイプの選択肢が多く、毎月の携帯電話料金を抑えて運用できるIIJmioなど、申し込み集中による手続き遅延を発表しているキャリアもあります。
 
新プランは2022年7月1日からの適用ですが、残り約1か月の間にさまざまなキャリアがキャンペーンなどを実施するとみられます。
 
 
Source:Soldi調査結果
Photo:楽天モバイル
(asm)


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