ウミトロン株式会社(以下、ウミトロン)は、水産養殖業における労働力削減やサステナビリティに貢献するAIスマート給餌機「UMITRON CELL」を開発しています。
この給餌機を活用して育てた真鯛を6月3日(金)~5日(日)の期間、イオンなどの実店舗およびネットスーパーにて1万尾限定で販売するようです。
遠隔操作・食欲解析などで餌やりを最適化
「UMITRON CELL」は、AI・IoT技術を活用した水産養殖者向けスマート給餌機。スマートフォンなどで泳ぐ魚のリアルタイム動画を見ながら遠隔で餌やりができます。
また、アプリを通じて自由度の高いタイマー設定ができるため、過去の餌やりデータを参考にしながら最適なタイミングで餌を与えることが可能なようです。
さらに、AIによる魚群食欲解析も実装。魚が餌を食べる様子から食欲を解析し、食欲が落ちたときにスマートフォンにプッシュ通知を発します。これにより餌の量を最適化し、残った餌が海に流出するのを防ぐとのことです。
ASC認証の真鯛、地域特性に合わせて出荷
そんな「UMITRON CELL」を活用し、ウミトロンのパートナー生産者である愛媛県の株式会社ダイニチと株式会社内海水産が生育したASC(水産養殖管理協議会)認証取得の真鯛(刺身・切り身など)を限定販売。
今回は、関東・北陸信越・東海・近畿・中四国エリアのイオンやイオンスタイルなど350店舗とネットスーパー拠点の230店舗にて販売します。
商品は、鯛ならではのコリコリとした食感と脂のりの状態が良く、一般的に出荷に最適なタイミングといわれる養殖期間2年目の真鯛を用意。なお、出荷当日の朝〆や産地での活〆など、販売地域に好まれる状態で出荷するようです。
「UMITRON CELL」育ちの魚が身近に
「UMITRON CELL」は、近畿・四国・九州地域を中心に、真鯛・シマアジ・サーモントラウトなどの魚種の養殖に導入されています。
今年3月には、回転寿司チェーン「くら寿司」にて、同給餌機で育った真鯛が「【愛媛県産】AI 桜鯛」として期間・数量限定で提供されました。
またUMITRON CELLを活用した真鯛は、ウミトロンが展開する“おいしさ・安心・サステナブル”にこだわった養殖魚「うみとさち」としてオンラインショップでも提供されています。
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「うみとさち」公式サイト
(文・Higuchi)
- Original:https://techable.jp/archives/179975
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:樋口
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