タウンユースで活躍する最新アウトドアスニーカー6選【2022SS新作フットウエア完全ガイド】

【2022SS新作フットウエア完全ガイド】

自然環境での使用を想定して開発されたアウトドアスニーカーは、機能性が最大の魅力だ。ここではその進化するテクノロジーに注目しつつ、タウンユースで活躍するデザイン&機能性を備えた6モデルを紐解く。

 

1. 新開発のブレードテクノロジーが反発力を生み出し、歩行性能アップ

SALOMON
「OUTPULSE MID GORE-TEX」(1万7600円)

今や、ファッションシーンでも注目を集めるサロモン。こちらは、アウトドア・スポーツブランドならではの技術を駆使して誕生したミッドカットタイプのハイクシューズ。

その名の通り、アッパーに防水透湿性に優れたゴアテックスを搭載し、悪天候の日であっても濡れ蒸れ知らず。重ねて注目すべきポイントは、新開発のブレードテクノロジー。ミッドソールに組み込まれたエナジーブレードが効果を発揮し、山道でも望外の歩行性能を実現する。

同じく新開発のフューズサージ フォームを採用した船底形状のソールも相まって、推進力を向上。スタイリッシュな見た目と機能性を高次元で融合した、まさにアウトドアとタウンの両シーンで活躍する1足と言える。

 

▼STYLING CHECK!

タウンユースにおいても使いやすいハイクシューズに合わせて、全身をオールブラックに。モダンなシルットにアップデートされたというパンツとゴアテックス搭載のアウター&シューズなら、憂鬱な雨日でも快適に過ごすことが可能だ。

▲リテールスタッフ 松本遼さん アウター2万7500円、ボトムス1万780円/ともにサロモン、その他私物

▲「アッパーに圧着されたセンシフィットが足全体を優しく包み、オーダーメイドのようにしっかりとフィットし、履き心地も抜群です」(松本さん)

▲「アウトソールに採用された独自技術コンタグリップが、あらゆる路面状況に対応する優れたグリップ力と、高い耐久性・安定性を発揮!」(松本さん)

▲「ミッドソールに組み込まれた軽量TPUプレートのエナジーブレードが適度な反発力を生み、登り坂でも快適にサポートしてくれます」(松本さん)

2. 着地時の衝撃から推進力を生み出す革新的テクノロジーを搭載

THE NORTH FACE
「Vectiv Taraval FUTURELIGHT」(1万7600円)

タウン・ユースにおいても評価の高いザ・ノース・フェイスのスニーカー。今回ピックしたのは、独自研究開発した稀代の防水透湿素材フューチャーライトを使用した、梅雨時にも嬉しい注目作。ミクロ単位のポリウレタン繊維を吹き重ねたナノフィルム状の防水透湿素材が。梅雨のシトシト雨や夏のゲリラ豪雨をシャットアウト。

また、本モデルを語る上でハズせないのが、ソールユニットに革新的テクノロジーのベクティブを採用している点だ。3DTPUプレートと快適なクッション性を確保する圧縮成型EVAミッドソールが生み出す履き心地の良さに加え、“足が勝手に進む”とも評される走行性能は、一度吐けば思わず感動。ぜひ自分の足で味わっていただきたい。

 

▼STYLING CHECK!

手ぶらでアウトドアを存分に楽しめるよう収納力の高いベストを中心に、チェックシャツとデニムで組み上げたアウトドアスタイル。梅雨時期にも活躍するシューズ選びはタウンユースにもしっかりと対応。鮮やかな挿し色も効いている。

▲ザ・ノース・フェイス オルター 店長 冨田利之さん アウター2万7500円、トップス1万5400円、ボトムス1万7600円/すべてザ・ノース・フェイス、その他私物

▲「アッパーはシンセティックレザ ーと通気性を高めるメッシュ素材で構築。防水透湿素材フューチャーライトを使用し、雨でも問題なし」(冨田さん)

▲「3D TPUプレートと快適なクッション性を確保する圧縮成型EVAミッドソールによるボトムユニット。安定した歩行性能が味わえます」(冨田さん)

▲「アウトソールは、やや深めのラグパターンが多方向への高いグリップ力を発揮。未舗装の山道や砂利道への対応力を高めてくれます」(冨田さん)

 

3. ニット構造とスピードレースでストレスのない脱ぎ履きを実現

MAMMUT(マムート)
「Aegility Pro Mid DT Men」(2万1450円)

ハイキングとトレイルランニングの中間であるファストハイキング用シューズとして開発。マムート独自の防水素材とニット構造、スピードシューレースの採用による高い機能性が見所だ。

▲「独自のラバーコンパウンドを配合したソールはトラクション性に優れたパターンを備えており、信頼性の高いグリップ力が味わえます」(マムート アシスタントブランドマネージャー 宇津木正太さん)

▲「アッパーは360°ニットシームレスソック構造を採用。これによってしっかり足にフィットしながら汗抜けも非常に良いのが特徴です」(宇津木さん)

▲「すばやく簡単に解いて、スムーズに着脱できるスピードレースシステムを搭載。余ったシューレースは固定できるので邪魔になりません」(宇津木さん)

 

4. 動物性由来の素材を一切不使用ヴィーガンフレンドリーな1足

MERRELL(メレル)
「Embark Lace」(1万3200円)

メレル専用のビブラムエコデュラソールを搭載しつつ、シューズ全体をサスティナブル素材で構築。着用時の“快適性”に重点を置いて開発されており、履けば心も身体も快適に過ごせる。

▲「優れたフィット感を実現するニットアッパーは60%リサイクルポリエステル、靴ヒモは100%リサイクルポリエステルの素材を採用」(メレル マーケティングマネージャー 田中祐介さん)

 

▲「耐久性とクッション性、抜群の軽量性をもたらす最新ミッドソールのフロートプロは、製造工程で廃材を一切出さない点にも注目です」(田中さん)

 

▲「30%の廃材を配合して開発したメレル専用のビブラムエコデュラアウトソール。グリップ性に定評があり、アウトドアでも活躍必至」(田中さん)

 

5. 防水透湿機能アウトドライを搭載フィールド不問のマルチ機種

Columbia
「SABER V MID OUTDRY」(1万3970円)

2006年の日本販売開始以来、人気を博してきたトレッキングシューズ「セイバー」が大幅アップデート。機能性も向上し、多様なアクティビティと様々なフィールドを越境して活躍する。

▲「アッパーの内側にメンブレンをラミネートしたアウトドライの効用により、悪天候下でも防水透湿性を発揮。シューズ内は常に快適!」(コロンビアスポーツウェアジャパン マーケティング部 内藤教之さん)

▲「ミッドソールは従来品より高いクッション性を持ち、耐久性も向上したテックライトプラスを採用。足に負担をかけず、軽量化も実現」(内藤さん)

▲「アウトソールに濡れた路面でも高いグリップ力を維持し続けるアダプトトラックスを搭載。泥抜けも良いソールパターンで手入れも楽」(内藤さん)

 

6. リサイクル素材で環境に配慮したジャパンリミテッドモデル

Timberland
「Field Trekker F/L」(1万2100円)

ティンバーランドの代名詞であるウィートカラーのアッパーを採用した、汎用性の高いアウトドアスニーカー。汚れに強く履き心地良好。トレッキングは当然ながら、タウンユースにも持ってこい。

▲「ヌバックレザーのアッパーには防水防汚機能 のディフェンダーリペレントシステムを搭載し、 水や泥汚れだけでなく油だって防ぎます」(ティンバーランド マーケティング 大木文太さん)

▲「インナーには、水非生分解性のペットボトルをリサイクルした素材リボトルが50%以上配合されており、環境への配慮も忘れません」(大木さん)

 

▲「耐久性、グリップ性に優れたラバーラグアウトソールを採用。抜群のトラクション性能を発揮し、快適な歩行をサポートしてくれます」(大木さん)

 

>> 特集【2022SS新作フットウエア完全ガイド】

※2022年5月6日発売「GoodsPress」6月号108-111ページの記事をもとに構成しています

<撮影/大村聡志、河野優太 取材・文/NOHOHON PRODUCTION>

 

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