Appleが開発を噂されて久しい拡張現実(AR)/仮想現実(VR)ヘッドセットですが、同デバイスの映像コンテンツ開発のため、Appleはハリウッド映画監督を起用している、と米The New York Timesが報じています。
WWDC 22で新ソフトウェアツールが発表される?
AppleはAR/VRヘッドセットのコンテンツ開発のため、『アイアンマン』シリーズや『アベンジャーズ』シリーズなどの監督・製作総指揮で知られるジョン・ファヴロー氏を起用したとのことです。
ファヴロー氏は、Apple TV+限定シリーズ『太古の地球から〜よみがえる恐竜たち〜』の製作総指揮も務めていますが、3人の関係者によると、同氏は「スキーゴーグルのように見えるヘッドセットでその番組の恐竜に命を吹き込み、仮想および拡張現実体験を提供することを目指している」そうです。
Appleが日本時間6月7日未明から開催予定のWWDC 22の基調講演でヘッドセットを発表する可能性は低いとされていますが、NYTいわく「(Appleは)アプリが新しいカメラと音声機能を追加できるようなソフトウェアツールを発表し、顧客がいずれヘッドセット上で操作できるようになるハンズフリーインターフェイスの足固めを行う予定」とのことです。
バッテリー駆動時間の問題で発売が延期
AppleのAR/VRヘッドセットは、Dolby Technologiesから引き抜かれたマーク・ロックウェル氏により開発が指揮されていますが、バッテリー駆動時間に関する課題を抱え続けており、デバイスの発売が来年まで延期されたそうです。
Apple社内でAR構想には賛否両論があり、工業デザインチームの少なくとも2人のメンバーが、“人と人との関わり方を根本から変えるかもしれない”との危惧から退社した、と伝えられています。
Source:The New York Times via 9o5Mac
Photo:Antonio De Rosa
(lexi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-460116/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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