レトロランニングモデルの王道「ナイキ ワッフルトレーナー 2」の魅力を改めて実感!

昨年から今季にかけてのスニーカーシーンで熱い注目を浴びているジャンルがあります。それはズバリ“レトロランニングモデル”!

ここ最近ではニューバランスから、1982年に登場したランニングモデル「990」の復刻版がたびたびリリースされては、その都度即完売に。ナイキからも、1979年のホノルルマラソンでデビューを飾った「テイルウィンド」の復刻版が登場してヒット。他にもプーマの「ファストライダー」などさまざまな名ランニングモデルの復刻版がリリースされています。

また、2020年後半から始まった、日本発の人気ファッションブランド sacai(サカイ)とナイキとのコラボレーションによる「ヴェイパー ワッフル」も注目作のひとつ。1970年にリリースされた名作「ワッフル トレーナー」をベースにしていて、スニーカー好きはもちろんファッション好きまで巻き込んで、大きな話題となっています。

そんな“レトロランニングモデル”の中でも、注目せずにいられないモデルがあるんです。それが「ナイキ ワッフル トレーナー2」!

こちらは前述の「ヴェイパー ワッフル」のベースとなった、「ワッフル トレーナー」の後期モデルの復刻版となります。

ナイキからオリジナルがリリースされたのは1970年代後半で、最大の特徴が“ワッフルアウトソール”。ナイキの創始者 ビル・バウワーマン氏が、ワッフルの表面形状からインスパイアされ、四角形のラグを碁盤の目状に配置してトレッドパターンを構成したものです。オンロードオフロード問わず優れたグリップ力を発揮して、当時のランナーから絶大な支持を獲得しました。登場以来、歴代ランニングモデルでも採用され、現在もエアマックスシリーズで搭載されるなど、エアクションと並んでナイキのアイコニックなディテールのひとつとなっています。

そしてナイキのクラシックモデルを象徴するのが、フォームが剥き出しになったシュータン。これだけでもヴィンテージフレーバー満点です  90年代にヴィンテージスニーカーブームが起こった際に、「ワッフルトレーナー」のオリジナルを何足かショップで見かけましたが、当時ですら既に経年劣化でフォームが抜け落ちてしまっている物ばかり。やはり快適に履きたいなら復刻版がベストですね。

ヒールのトップに配されたNIKEのロゴにも要注目です。この縦長のロゴは通称“縦ナイキ”と呼ばれる仕様で、1983年頃まで使用されていたロゴを再現したもの。ちなみにそれ以降のロゴは“斜めナイキ”と呼ばれて現行でも使用されています。

この「ナイキ ワッフル トレーナー2」は、クラシックなディテール使いを継承しながらも、ミッドソールのフォームの硬度を高めて安定性が増し、ヒールの着地時から蹴り出しまで、ブレが少なくスムースな体重移動をサポートしてくれます。そしてライナー形状を改良して、足とスニーカーとの一体感が高まっていたりと、より快適な履き心地へとチューニングも施されています。

それにしても改めて、時間が経っても決して色褪せないデザイン性の高さを認識させられました。レトロランニングが注目を浴びる今、ぜひとも取り入れて欲しい一足です。お手頃なプライスもポイントなので、カラバリの複数買いはもちろん、パートナーにプレゼントして、リンクコーデなんてのもありかと!

ナイキ
「ナイキ ワッフル トレーナー 2」(9900円)

>> NIKE.COM/SPORTSWEAR

 

<取材・文/本間 新

本間 新|エディター/ライター。ファッションを中心にさまざまな雑誌やWEB媒体で活動。中でもスニーカーに特化し、年間400本以上ものスニーカー関連記事を制作している。アメ車やエアガンにも強い。Instagram

 

 

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