AirTagで彼女に追跡された男性、浮気を疑われ殺害される

AirTag
 
米大手メディアFOX Newsは、Appleの紛失防止タグのAirTagにより彼女から追跡された男性が、浮気を疑われて殺害されたと報じました。

AirTagで彼氏を追跡し、殺害

FOX Newsによると、米国インディアナ州に住む男性が、彼女が設置したAirTagにより追跡され、浮気を疑われた結果、殺害される事件が発生しました。
 
被害にあった男性はインディアナ州在住のスミス氏で、女性とバーにいるところを彼女のモリス氏に発見され、激高したモリス氏が運転する車に複数回ひかれて亡くなりました。
 
モリス氏は、AirTag等を使用してスミス氏の居場所を特定しており、スミス氏の車やバッグ等に事前にAirTagを仕掛けていた可能性があります。
 
事件発生時、スミス氏は別の女性とバーにいました。現場に到着したモリス氏はスミス氏の浮気を疑い、一緒にいた女性をワインボトルで殴ろうとした模様です。
 
USA TODAYによると、バーのオーナーが騒いでいるモリス氏らに対し、屋外に出るよう注意しました。その後、モリス氏は駐車場で自分の車に乗り込み、スミス氏に故意に衝突しています。
 
モリス氏は、地面に倒れたスミス氏を更に複数回車でひいて殺害した後、一緒にいた女性を追いかけようとしたところを現地警察に逮捕されました。

AirTagの不適切利用

AppleのAirTagは、荷物等に取り付けて紛失を防止する目的で販売されており、5月には飛行機乗り継ぎ中にロストした荷物をAirTagで発見した事例が報告されました。
 
一方で、他人の車等に無断でAirTagを取り付け、違法に追跡する事件等が発生しており、今月には元恋人にAirTagを使ったストーカー行為を行った警官が起訴されています。
 
なおAppleは、AirTagの不適切な利用が相次いでいることを受け、4月に新たなプライバシー警告機能を追加しました。
 
 
Source:FOX News, USA TODAY
Photo:Apple
(seng)


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