【2022夏 最新サンダル大集合⑥】
ジメジメとした梅雨シーズンが終われば季節は夏。上昇する気温、強まる日差し。そんな時、頼りになるのが、足元を涼しく軽やかに演出してくれる夏の定番「サンダル」です。
ひと口にサンダルといってもデザイン・機能ともにバリエーションは多種多様。そこで重要なのが、“どういったシーンで、どのように履きたいか”といった視点。これをしっかり持った上で選べば、「せっかく買ったのに出番がなかった」なんて残念な結果に終わることなく、自分に合った一足に出会えるはずです。
ご存知の通り、“気負うことなくラフに履ける”というのがサンダルの魅力の1つにあります。眩しい日差しに気温上昇、とかく楽であることを第一に考えがちな夏の着こなし。ということで、甲部分がベルトやアッパーで覆われ、足を滑らせるだけで気軽に脱ぎ履きできる「スポーツ系スライドサンダル」をピックアップ。履いていて楽なのに、着こなしやすさも備えた最新の5モデルを紹介します。
1. 定番モデルからヒールストラップを排してスライド仕様に
Teva
「メンズ ユニバーサル スライド」(6380円)
トップバッターは、世界で初めてストラップサンダルを世に送り出したTeva(テバ)の定番「ユニバーサル」のスライド版。アッパーとして機能するストラップには、アメリカの繊維メーカー・ユニファイ社の“リプリーブ100%再生ポリエステルウェビング”を採用。地球環境に配慮しつつ優れた耐久性を発揮します。
ここでポイントとなるのが、ヒールストラップの有無。運動性こそやや劣るものの、簡単に脱ぎ履きできるため、デイリーユースにおける活躍頻度はむしろ高まるはず。
サイドビューからも分かるように、足の形状に合わせてデザインされたEVAミッドソールが土踏まずをしっかりサポート。さらに歩行時の肝となるアウトソールには、耐久性とグリップ力に優れたラバー素材を用いることで、シンプルな見た目に反し、着用シチュエーションを選ばない汎用性の高さをも見せます。
気になるカラバリは、ここで紹介するダークオリーブを筆頭に、ブラック、ネイビーとワントーンカラーの3色展開。使い勝手の良さも本作の魅力です。
>> Teva
2. デイリーからフェスやキャンプまで幅広いシーンでゆったり履ける
Columbia
「ココペリ キャンプ スライド」(6490円)
Columbia(コロンビア)は、アウトドア・アクティビティが盛んなアメリカ・オレゴン州ポートランドで、1938年に創業。独自テクノロジーを搭載したウエア類で人気ですが、アウトドアの知見を生かして作り出されるシューズにも数多くのファンがいます。
「ココペリ キャンプ スライド」も、デイリーからフェスやキャンプまで対応してくれると人気の一作。視線を集めるアッパーの孔は、ブランドのロゴマークを型取っており、デザイン的アクセントと通気性の確保を兼ねたディテールとなっています。フットベッドには、本体部分よりも柔らかなEVA素材を使用しているのでソフトな足当たり。その名の通り、キャンプサイドでゆったり過ごす際にも有用です。
続いて靴裏を見てみましょう。アウトソールには水抜けしやすいパターンが刻まれており、海や川など水辺での活動時にその実力を発揮します。
しかも、運動時に摩耗しやすい箇所には耐摩耗性のラバー素材を配するなど、軽量でありながら耐久性も十分。ぜひアウトドアに履いていき、その真価をご確認あれ。
>> Columbia
3. 「ユニーク」のストレスフリーな履き心地をさらに楽に!
KEEN
「ユニーク ツー スライド」(1万1000円)
“オープンエアスニーカー”という新たなジャンルを生んだKEEN(キーン)の名作「ユニーク」。伸縮性に富んだラウンドコード2本を編み上げることで形成する“インターロッキングコードシステム”を採用し、足の動きに対応する優れたフィット感はそのまま、本作ではスライド仕様にアップデート。
同時に、廃棄物を軽減するコードジャンクションアッパーと接着剤を低減する製法が採用されたエコロジカルなプロダクトという意味でも、注目を集めています。
足裏の形状に合わせて立体成型された軽量PU製フットベッドには、滑りを抑えて、吸汗性を高めるマイクロファイバーライニングを採用。これに、高反発性のPUミッドソールの快適なクッション性が組み合わさることで、長時間着用でも足へのストレスは感じさせません。
さらにレーザーサイピングを施したラバーアウトソールによる高いグリップ力も見所の1つ。普段履きでその恩恵に預かる機会はなかなか無いかもしれませんが、とにかく楽なのでオフィスユースにも適任です。
>> KEEN
4. 機能性デザインはそのままにリュクスなムードに昇華
SHAKA
「エックスパッカー カウヘア」(1万780円)
スポーツサンダルでお馴染みのSHAKA(シャカ)からも、素足とソックススタイルの両方で活躍するスライドサンダル「エックスパッカー」が登場。本モデルにおける最大のポイントと言えるのが、甲部分をスッポリと覆うアッパーに採用した毛足の長いカウヘアです。
足元から匂い立つリュクスなムードに対し、極幅広のベルトにより実現されたホールド力。大人の色気を放ちながらも、ファンクショナルな履き心地に仕上げられています。
アッパーのみならず、履き心地を追求して開発されたソールも性能良好。サメの歯のようにギザギザした形状の“シャークトゥースグリップ”は、濡れた路面でも優れた防滑性を発揮してくれるため、これからの梅雨時期には安心。
また、カラバリとしてまんまな見た目が面白いカウ柄もラインナップ。一見アクが強いアイテムにも思えますが、配色自体はモノトーン配色なので意外とコーデに馴染みやすく、かつ周囲と差を付けるのにも最適です。
>> SHAKA
5. 介護用シューズがユーティリティーなスライドに変身
MOONSTAR 810s
「ET008 オルパ」(5500円)
1873年創業、日本生まれのシューズブランドでお馴染みのMOONSTAR(ムーンスター)。その長い歴史において、専門分野で培ってきた靴作りのノウハウを、日常の道具として提案するプロダクトライン。それが“810s(エイトテンス)”です。この「オルパ」はフィッティングに特化した介護用シューズ「パステル」が元ネタ。
しゃがむ・立ち上がるという動作を1日の中で何度も繰り返す、介護の現場生まれだけあって、むくんでいても簡単に着脱ができるよう設計されています。
そんなイージーな脱ぎ履きを可能とするのが、足の形状に合わせてホールド位置を調節可能なアッパーの面ファスナーベルトです。構造自体は至ってシンプルですが、だからこそデイリーユースにおいても活躍頻度高し。カラバリは写真のネイビーのほか、アイボリーとブラックと鉄板の3色展開。
ご覧のようにスタイリングの邪魔をしないユニバーサルデザインなので、その日の気分によって使い分けられるように、全色揃えておくのもイイでしょう。
* * *
通常の「スライドサンダル」では、ファッションアイテムとしての側面が強く、特に目立った機能性がないモノも多く見受けられます。しかし、今回紹介したモデルはどれも、アウトドアやスポーツといった確固たるバックグラウンドを持つ本格派のアイテムたち。ゆえにフィッテイングやクッショニングといった、フットウエアの肝となる機能性に関しても文句なし。
まさに“楽&イージー”。そう言い切ってしまっても問題はないでしょう。いつもより遅い梅雨入りから予想されるのは、例年以上の暑い夏です。気軽に履けて・脱げて・歩けるスポーツ系スライドサンダルを、今のうちにチェックしておけば、今夏も快適に過ごせること間違いなしです。
<文/TOMMY メイン写真/田中利幸>
TOMMY|メンズファッション誌を中心に、ファッションやアイドル、ホビーなどの記事を執筆するライター/編集者。プライベートでは漫画、アニメ、特撮、オカルト、ストリート&駄カルチャー全般を愛する。Twitter
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- Original:https://www.goodspress.jp/features/457061/
- Source:&GP
- Author:&GP
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