Apple Watchの位置情報を追跡し、盗難車の発見に成功

車 盗難 apple watch
 
位置情報を容易に特定できる時代になって、今まで見つからなかったようなものが、思いがけず自分のもとへと返ってくることもあります。車内のApple Watchから、盗難車の位置情報を特定し、犯人の逮捕に漕ぎ着けた事件がアメリカで発生しました。

車内のApple Watchが鍵に

米テネシー州のメンフィスで、男性は寝ている間に誰かが中庭のドアからアパートに侵入し、キーを奪って息子の車を持ち去ったことに気づきました。
 
しかし車種が、Chryslerの2009年製Dodge Avenger(Avengerは「復讐者」の意味)とあっては、手をこまねいたままにはいきません。男性は息子のApple Watchが車内にあったことに気づき警察に通報、すぐに車を取り返すことができました。
 
盗難車からは被害者の名前が記載された登録証のほか、犯人のものと思われる武器や薬物も合わせて発見されました。警察が車を発見した時、犯人は運転席に座っていたそうです。

時として悪用される位置情報

2022年4月にも、Apple製品の位置情報機能を活用し、「探す」アプリで盗難車と一緒に乗っていた息子を無事発見できた事件が起きたばかりです。
 
しかし、位置情報はこのような良いことばかりに使われるわけではありません。AirTagによるストーキング行為は大きな問題となっており、先日も浮気を疑われた男性が殺害される事件が発生しました。
 
なお、AppleはAirTagを悪用したストーキングから身を守るためのサポート文書を公開しています。
 
 
Source:WGNO
(kihachi)


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