iPhone14用OLEDのサプライヤー別出荷数をリサーチ会社が予測〜BOEが大幅減

iPhone14 series KM
 
有機EL(OLED)ディスプレイ市場に詳しいUBI Researchのイー・チョンフン氏が、iPhone14シリーズ用OLEDのサプライヤー別出荷数を予測しました。BOEの出荷数は大幅減の見通しです。

iPhone用OLEDディスプレイ、サプライヤー別出荷数

チョンフン氏は、iPhone14シリーズ用OLEDディスプレイの年内の出荷数を、Samsung Displayが6,003万枚、LG Displayが2,815万枚、BOEが500万枚と予測しています。
 
これに、現行モデルであるiPhone12シリーズおよび13シリーズ用OLEDディスプレイの出荷数を加えると、Samsung Displayが1億3,765万枚、LG Displayが5,315万枚、BOEが2,000万枚になると、チョンフン氏は述べています。
 
この出荷数におけるBOEの占める割合は9%に過ぎず、2021年実績と大差なく、期待には大きく及ばない結果と同氏は指摘しています。

供給停止回避も、出荷数は大幅減

BOEの出荷数減少には、iPhone13用OLEDディスプレイの仕様を勝手に変更していたのが影響しており、同社のiPhone用OLEDディスプレイ製造ラインの稼働率は、2022年1月が52%、2月は21%、3月は31%、4月は15%と低下傾向にあるようです。
 
チョンフン氏は、VisionoxやCSOTもiPhone用OLEDディスプレイ供給を目指していると伝えています。
 
 
Source:The Elec
Photo:Konstantin Milenin(@mi_konstantin)/Twitter
(FT729)
 
 


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