Appleの独自5Gモデムチップ開発計画は失敗?クオ氏予想

Apple 2020年10月イベント 5G iPhone12
 
Appleは以前より、社内でiPhone用5Gモデムチップを開発しているといわれていますが、その計画は失敗に終わりそうだと、TF International Securitiesのアナリスト、ミンチー・クオ氏がTwitterに投稿しました。

来年のiPhone用モデムも100%Qualcomm製に

クオ氏の最新調査によると、Appleの5Gモデムチップ開発は計画通りに進んでおらず、失敗に終わる可能性があるとのことです。
 
そのため2023年後半(7月〜12月)に発売されるiPhone向け5Gチップは、100%Qualcomm製となる見通しだと同氏は述べています。当初Appleは、Qualcomm製5Gチップの比率は20%に抑える計画だったようです。
 

Intelのモデム事業部を買収したが…

AppleはそもそもQualcommへの依存度を減らすために、Intel製モデムチップの採用に踏み切りました。しかしIntelによる5Gモデム開発が遅々として進まないことから、最終的にはAppleがIntelのモデム事業を買収するという結末を迎えました。
 
しかしクオ氏によると、Appleの5Gモデム開発は順調に進んでいないようです。
 
クオ氏は、Appleは今後も独自の5Gモデム開発を継続すると見ています。しかしAppleが5Gモデム開発に成功、Qualcommの5Gモデムチップを自社製に置き換える頃には、Qualcommの他の事業が成長し、Appleからの5Gモデム受注を失ってもその他の売上で相殺できるだろうと同氏は述べています。
 

 
 
Source:Ming-Chi Kuo/Twitter via MacRumors
(lunatic)


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