プラスチックを資源として再利用する動きは、SDGsやサステナブルというワードの世界的な広がりを見るまでもなく、着実にスタンダードなものとなっています。不要となったものに新たな価値を加えて再生する“アップサイクル”もそんな動きのひとつであり、その流れからDIYに関心が高まっているのも、至極当然なものかもしれません。
電動工具メーカー、スタンレー ブラック・アンド・デッカーが7月中旬より発売を開始するDIYツールの新シリーズ3種「reviva(リビーバ)」(予想実勢価格:各9878円前後)は、本体に使われているプラスチック部材の50%にリサイクル素材を使用。扱いやすさだけでなく、環境にも優しい仕様を備えた電動工具です。
ラテン語の”新しい生命”にちなんで名づけられたシリーズ名の「reviva」は、第1弾としてDIYの基本ツールである「ドリルドライバー」「ジグソー」「サンダー」の3種類を発売。ホワイトとブラックのモノトーンを基調にグリーンカラーのパーツをアクセントにしたシンプルなデザインを備え、10.8V/1.5Ahバッテリーを工具本体に内蔵した簡素なプラグイン方式の充電(すべて充電器が付属)を採用しています。
▲「ドリルドライバー」
「ドリルドライバー」はハウジング(本体のプラスチック部)部材にペットボトル8本分相当のリサイクル素材を使用。ネジ締めや木材・金属の穴あけを行う最もベーシックな電動工具で、1充電あたり約200孔(直径8mmパイン材)の穴あけが可能。最大締め付け力26N・m、トルクを11段階で調節できるなど、本格的な作業を行えます。
サイズは高さ210×幅55×長さ185mmで、重さは880g。プラス#2/マイナス#8の両頭ビットが付属します。
▲「ジグソー」
「ジグソー」はハウジング部材にペットボトル18本分相当のリサイクル素材を使用した電動糸ノコ。木材は厚さ52mm、軟鋼は5mm、アルミは17mmの厚さがカットできます。木材は直線だけでなく曲線カットも可能。1充電あたり約20m(9mm厚合板)の切断が行えます。
安全ロックボタンやブレードの交換(Tシャンク/Uシャンク対応)がワンタッチでできるなど、初心者にも扱いやすい操作機構を採用しているのもうれしいポイント。サイズは高さ185×幅70×長さ190mmで、重さは1170g。ブ木工用ジグソーブレードが付属します。
▲「サンダー」
電動研磨工具「サンダー」はハウジング部材にペットボトル11本分のリサイクル素材を使用しています。プレート部分はデルタ形状で、片手でも両手でも保持しやすいグリップスタイルを採用。
切断面のバリ取りや、コーナー・隙間・ディテール部分の研磨・仕上げ作業がスムーズに行えます。3種類のサンドペーパー(#80/#120/#180)が各2枚付属し、稼働目安は1充電あたり木材研磨(#120ペーパー使用時)で約30分となります。サイズは高さ145×幅91×長さ230mmで、重さは約830gです。
パッケージに100%リサイクル可能素材が使われるなど、本体以外についてもサステナブルを考慮した仕様となっている「reviva」シリーズ。リーズナブルな価格も含め、電動工具の入門用としても最適のモデルといえそうです。
<文/&GP>
【関連記事】
◆ガジェット、工具、文房具etc. 男前なツールケースに何入れる?
◆工具、キャンプギア、釣具etc アメリカ生まれの無骨なツールボックスを趣味の道具箱にしてみない?
◆この無骨さがカッコいい!工具ブランドのホイール付きクーラーボックス
- Original:https://www.goodspress.jp/news/461305/
- Source:&GP
- Author:&GP
Amazonベストセラー
Now loading...