TikTok、ショッピング機能の米国での展開を中止へ〜英国での大失敗受け

tiktok shop
 
アジア圏では人気を博しているTikTokショッピング機能ですが、英国での実験で酷い結果となったため、ヨーロッパおよび米国への機能展開が中止された、と報じられています。

TikTokのショッピング機能とは?

中国やその他のアジア圏の国々では、ライブストリーミングを基盤としたeコマースが成功を収めており、TikTokの親会社ByteDanceはかなりの収益を上げているといいます。24時間テレビショッピングを放送するアメリカの専門チャンネルQVCのスタイルの商品動画に、クリック可能なショッピングバスケットをつけて配信が行われています。
 
ByteDanceは中国版TikTokであるDouyinで、すでに100億アイテムに上る商品を売り上げたとされています。
 
同社はTikTok Shopをまず英国で開始し、その後ヨーロッパ、米国へと展開していく計画でしたが、予想に反して英国で災難に見舞われた、と英Financial Timesが伝えています。

英国での大失敗

FTによれば、TikTokはショッピング機能の英国での事業展開にあたって、オフィス内部と消費者関係の両方で問題に直面したとのことです。
 
内部事情を知る3人の人物によると、目標を達成できず、インフルエンサーがプロジェクトから抜けてしまい、酷い結果になったそうです。

育児休暇を認めず問題に

ByteDanceのシニア・エグゼクティブでTikTok Shopのヨーロッパ担当だったジョシュア・マー氏がロンドン拠点の従業員に対して、「育児休暇は認めない」と発言したことが問題になった、とFTは伝えています。
 
加えて、労働環境も劣悪で、1日12時間以上の労働を強いられるなどしたため、当初在籍していたスタッフの半分に上る、最低でも20人が退社したそうです。
 
 
Source:Financial Times via 9to5Mac
(lexi)


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