新進気鋭のナイフ職人が生み出す“ホンモノ”を追求したブッシュクラフトナイフ

自然環境で得られる材料を用いて必要な道具を作り出し、自然の中で生活するブッシュクラフト。人間が初めて使った道具は石で、やがて石を砕き鋭い部分を加工してナイフや槍を作ったと言われており、人類の成長と共にナイフも進化をしてきました。知恵と工夫をフル活動させ、ブッシュクラフトナイフ1本で、アウトドアを楽しむというスタイルに憧れている人も多いと思います。

ここ最近はアウトドアブームに伴い、数多くのブッシュクラフトナイフが発売されていますが、いざ蓋を開けてみると、デザイン性や産地がメインで性能が追いついていなかったり、設定されている価格が非常に高額など、なかなか満足のいく1本に出会えないという人もいるのではないでしょうか。

そんな現状を打破すべく、もう一度ナイフ本来の機能性や形状を見直し、さらにはデザイン性も高いナイフを作りたいという思いからHarmonyArts 和美術の酒井氏が、関市の新進気鋭カスタムナイフメーカーであるDewHaraに依頼。そして誕生したのが、ブッシュクラフトナイフ「凌駕(りょうが)」(2万5600円~ 7月7日現在)です。材質からデザインの全てを見直した、まさにこれまでのナイフを凌駕するブッシュクラフトナイフ。Makuakeにてプ先行販売中です。

ブッシュクラフトナイフ「凌駕」のデザイン・監修・一部製造を行うのが原龍一氏。近年、DewHaraとして海外で注目を集めているカスタムナイフビルダーで、日本代表する関市のカスタムナイフビルダー原幸治氏の子息です。

父のもとでカスタムナイフの製作を開始。2015年アメリカのMicrotech社のCEOトニー・マーフィオン氏に弟子入りし、約1年の修行後DewHara名義でデビュー。これまでのカスタムナイフにはない先進的なデザインが特徴で、高精度の工作機械を駆使して作る、国内ではまだ少ないカスタムナイフビルダーです。

「凌駕」の製作にあたっては、まずは材質の見直しから着手。一般のナイフでは420J2、8Aといった鋼材が使用されていますが、「凌駕」にはアメリカで開発された440Cと呼ばれるステンレス鋼を使用。クローム含有量が高く錆に強い鋼材で、耐摩耗性と粘り強さが高く、刃持ちの良さが特徴です。

刃厚は4.5mmで刃渡り110mmとブッシュクラフトナイフとしては、ポピュラーな厚みと長さ。ブレードが先端からハンドルの末端まで通っている最も頑丈なフルタング構造なので、ハードな使い方も問題なし。薪も簡単に割ることができます。

刃はアウトドアに特化した形状で、ハンドル側にフラットな部分を多くすることで太い薪をバトニング可能に。上から叩い力がそのまま先端へ伝わり、薪が割りやすくなっています。また、刃先はRを付けることで、料理にも使いやすいデザインに。もちろん切れ味抜群です。

グラインディングの種類はフラットで、強度が魅力的なセイバーグラインド。デザイン重視で刃こぼれしやすいナイフとは異なり、形状からグラインディングまで、アウトドアで使用することを前提に考え尽くされた形状となっています。

グリップエンドにはストラップ紐用のホールが付いており、スパインはエッジを立たせているので、スチールマッチでも簡単に火花を飛ばすことが可能。薪割りから火を付けるまで、全ての作業を1本のナイフで行えます。

機能性だけでなくデザインも注目。ハンドル材には、グラスファイバーの一種でカーボンファイバーと同等の性質を持つダマスカスG10を採用。この素材は極めて安定していて硬く、耐水性に優れているのでハードな使用にも最適。今回は特別仕様として、Acid wash(アシッドウォッシュ)と呼ばれる表面処理が施されています。

ナイフに付属されているシースは、カーボンファイバー調のカイデックスを使用。軽くて丈夫、防水性に優れているのでハードなアウトドアにもピッタリ。ベルトに付けて簡単に取り外しができる、テックロックも付属されています。

アウトドアを楽しむためのブッシュクラフトナイフとして、薪割りから料理までの全てをナイフ1本でこなせる「凌駕」。アウトドアナイフとしての機能を考え尽くした高い機能性は、いつまでも長く使える頼もしい相棒となりそうです。

>> Makuake

<文/&GP>

 

【関連記事】

◆オールブラックが美しい!刃物の街が生み出した一生モノになるブッシュクラフトナイフ
◆昔ながらの伝統刃物”肥後守”がプラズマ技術で男心をくすぐるナイフに変身!
◆モーラナイフ130周年を記念した黒ハンドルの「モーラ2000」が登場!


Amazonベストセラー

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA