火山で自撮りした男性、スマホを火口に落として自身も転落してしまう

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英大手メディアThe Guardianは現地時間7月11日、イタリアの火山を観光中の米国人男性が、スマートフォンを火口に落としてしまい、拾おうとして自身も転落する事故があったと報じました。なお、男性は立入禁止区域で自撮りしていた模様です。

火口にスマホを落とす

The Guardianによると、23歳の米国人観光客は、イタリア南部のベスビオ火山の火口付近でスマートフォンを使って自撮りを行っていました。なお、西暦79年にはベスビオ火山が大噴火し、当時のポンペイ市が火砕流で埋没しており、現在はポンペイ遺跡として世界遺産に登録されています。
 
男性が火口付近で自撮り中、手からスマートフォンが滑り落ちて火口に落下しました。その後、男性はスマートフォンを回収しようとして火口に滑落しています。
 
事故を目撃したガイドが火口に降りるともに、現地の山岳救助隊のヘリコプターや警察が出動して、男性を救助しました。男性は腕や背中に切り傷や打撲を負った模様です。
 
男性は親族3名とともに観光チケットを購入せずに無断で入山して、観光ルート外の立入禁止区域に侵入していたため、公共地への不法侵入の容疑で起訴されています。
 
スマートフォンやSNSの普及により、撮影中の事故が散発的に発生しており、2021年5月には、海外のTikTokユーザーが誤って自分自身を銃で撃って死亡しています。
 
また、2021年1月には、18歳の男性が線路で撮影中に列車にひかれて死亡する事故がパキスタンで発生しました。
 
 
Source:The Guardian
Photo:Pastorius / Wikimedia Commons
(seng)


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