感じた香りをうまく言葉で表現するのは意外と難しいもの。それをテクノロジーで可能にするのが、SCENTMATIC株式会社(以下、セントマティック)の開発した「KAORIUM(カオリウム)」というAIシステムです。
セントマティックは今回、株式会社資生堂の研究所が主導するオープンイノベーションプログラム「fibona(フィボナ)」とコラボ。7月14日(木)~10月14日(金)の期間、資生堂グローバルイノベーションセンター(S/PARK)にて、KAORIUMを活用した超感覚体験イベントを開催します。
香りと言葉を紐づけるAIシステム
香りと言葉が紐づくことで生まれる価値は、フレグランス市場をはじめ感性教育・飲食業界・購買体験などさまざまな領域にインパクトを与えるとして注目されているようです。
資生堂の香料を言語化
表示された言葉のなかから自分が求めるイメージにもっとも近い言葉を選択すると、その言葉に紐づく香りが導出されるという流れ。この香りと言葉選びを数回繰り返すと、AI がその人の好きな香りの傾向を分析し、その印象を“甘い春の空気”のような情景的なキーワードとして提示します。
この体験を通じて、自分の好きな香りの軸を知ることができ、フレグランスを選ぶときなどの参考になるとのことです。
日本酒などの香りも学習
KAORIUMはこれまで、さまざまなシーンで活用されてきました。
(文・Higuchi)
- Original:https://techable.jp/archives/182312
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:樋口