Netflix、不正なパスワード共有を防ぐ追加料金テストをラテンアメリカ5カ国で開始

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Netflixが、世帯外の他人とパスワードを共有するユーザーに追加料金を課すテストをラテンアメリカの5カ国で開始しました。このテストは、アルゼンチン、エルサルバドル、グアテマラ、ホンジュラス、ドミニカ共和国で行われています。

ラテンアメリカの5カ国でテスト開始

同社はこれまで、チリ、コスタリカ、ペルーのユーザーを対象にこのテストを行っていましたが、さらに他の国にも展開されることとなりました。アルゼンチンではアカウントを世帯外のユーザーと共有する場合、追加で219ペソ(約240円)支払う必要があり、その他の国では2.99ドル(約400円)になる予定です。
 
Netflixの利用規約では世帯外のユーザーとのアカウント共有は認められていませんが、同社はこれまで、別世帯とパスワードを共有するというユーザーの慣習を容認してきました。しかし、同社は赤字が続いているため、この慣習を容認することができなくなってきています。

Netflixの加入者が10年ぶりに減少

2022年第1四半期(1月〜3月)Netflixの加入者は10年ぶりに減少し、今後も減少すると予想されています。これにより同社は他の世帯とのパスワード共有を禁止し、また、より低価格な広告付き定額制の新プランの提供に向けて取り組みを進めています。現在のNetflixの有料会員数は2億2,200万世帯、料金を支払わずに有料会員とパスワードを共有しているユーザーは1億人いると推定されています。
 
テストが実施されている国のユーザーは、追加料金を支払うか新しい有料アカウントに移行するという2つの選択肢があります。ユーザーは旅行中でもアカウントにアクセスすることが可能ですが、家の外で2週間以上アカウントを使用する場合、追加料金を支払うか、主世帯を変更するよう要求する通知がNetflixから届くとのことです。
 
Netflixは他の国にも変更を加える前に、テスト対象国でパスワード共有の取り締まりがどのように機能するかを理解するために努力していると述べています。
 
 
Source:Bloomberg via MacRumors
(m7000)


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