イーロン・マスク氏が率いる米宇宙産業SpaceXの衛星インターネットサービスStarlinkが、iPhoneやAndroidスマートフォンなどのスマートフォンで利用可能になるかも知れません。
Starlinkに2GHz帯の追加を申請
米メディアSpace Exploredによると、米連邦通信委員会(FCC)に現地時間7月25日に提出された文書において、SpaceXが「モバイル衛星サービス」を提供するため、2GHz帯をStarlinkに追加する許可を求めていることが判明しました。
SpaceXが2GHz帯で提供しようとしているサービスの詳細は不明なものの、Starlinkにおいて携帯電話サービスを提供するためではないかと推測されています。
過去数年でカバーエリアを拡大してきたStarlink
小型衛星を利用してインターネットサービスを提供するStarlinkはこの数年間で、提供範囲を大きく拡大してきました。衛星の数も激増しており、SpaceXは現在2,500以上の衛星を運用、50万人以上の利用者を抱えています。
2GHz帯は壁や床などの障害物に強く、かつ電波が遠方まで届きやすいという特徴があり、スマホなどで多く利用されています。
SpaceXとAppleとの提携はある?
SpaceXがFCCに提出した文書によると、既存のStarlinkでは「モバイルサービス」は提供できないのだそうです。そのため衛星に新たなモジュールを追加し、小型モバイルデバイスで衛星ネットサービスを受信できるようにする、とSpaceXは説明しています。
この小型モバイルデバイスというのは、受信に必要な大型のディッシュに代わるもののようです。ただしFCCへの文書にはサイズなどの詳細は記されていません。
Bloombergのマーク・ガーマン記者は、iPhoneで衛星通信サービスが利用可能になると報じていました。「モバイルユーザー向けのStarlink」が、SpaceXとAppleとの提携を意味する可能性はあるのでしょうか。
Source:PCMag via Space Explored
(lunatic)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-472398/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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