マルチツール付きのペグハンマー!? ペグについた泥を落とせるって地味にイイ

テント泊に欠かせないのがペグ打ち用ハンマー。最初は「テント付属のプラハンマーで十分」なんて考えていた初心者キャンパーも、一度使えばその便利さに間違いなく開眼するギアのひとつです。でも、ただ“打ち込んで、引き抜くだけ”って、なんだかもったいない。どうせ持つなら、複数の用途で使えたらいいのに…。

そこで注目したいのが、ニューテックジャパンのアウトドアギアブランド・鎌倉天幕より登場したのが「Hammer Head(ハンマーヘッド)」(6490円)。ペグの打ちこみ、引き抜き以外にもマルチに使える可能性を秘めたアウトドアハンマーです。

テントやタープの撤収の際、地面から抜いたペグは軽く土を落として水で洗い、乾燥させてから保管するのが理想です。せめて使用直後に土や泥をざっと落としておけば帰宅後の作業がグッとラクになりますが、あまり時間がない時などは土がついたまま持ち帰り、帰宅後もつい忘れてそのまま片付けてしまうことも。

チタンやアルミなど腐食に強い素材ならまだしも、使い込んで塗装が落ちはじめた鍛造ペグ、あるいは砂浜や渚近くのキャンプ場で使った場合などは、ともすればサビ発生の原因になりかねません。

「Hammer Head」は、ペグの泥落としに特化した専用スクレーパーを搭載! ハンマーの逆サイド、ペグ抜き側の根元部分に少々奇妙なギザギザが見えますが、一見タツノオトシゴの背びれのようなこの部分こそがそのスクレーパー。3つの凹み部分はハンマー先端に近い方から、順に口径6mm、9mm、8mmのペグに対応していて、抜いたペグをこの凹みにさっと通すだけで泥や土が簡単に落とせるようになっています。

もちろん、ヘッドにはペグの返しを引っ掛けて抜くためのホールフック、多用途に使えるくちばしフックもついているので、抜きにくい長いペグもスイスイ回収。これらの根元に備えた小さな穴は4mm径で、さらに小さなツールの泥落としや、引っ掛けたロープを引っぱる際など、多目的に使えそう。

サイズは32×95×250mmで、 重量は約500g。本体部分の素材には鋳造ステンレス(SUS420J2、熱硬化処理加工済み)を使用。またヘッドの重心を前方においたスラントカットヘッドによって、打撃の安定性を確保しています。

一方グリップ部分にはエラストマー樹脂を使用することで、グローブをはめたままでも安定した握り心地を提供します。等間隔で打たれたスケールグリップは、簡易メジャーとしての使用シーンを意識して施されたものです。


また、ボトム側の先端はフラットに仕上げられているので、先端部分をマイナスドライバーとして使うことも可能。さらに10mm六角レンチとしても使えるヘキサホールを搭載します。

毎回地味に面倒な泥落としが現地でサクッと完了できるのはやっぱり嬉しいし、普段は意識していなくても、いざ「困った!」という時に活躍が期待できるというのも頼もしい。2本目、3本目に持つならこんなハンマーもアリなんじゃないでしょうか。

>> ニューテックジャパン

<文/&GP>

 

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