【2022夏 アウトドアファッション特集⑤】
TPOなんて言葉よく耳にしますよね。誰しもがご存じの通り“Time・Place・Occasion”の略語で、要は“時と場所と場合に即した服装をすべき”ということ。では今時期、それもアウトドア&アクティブシーンというTPOに即した格好とは? トップスはTシャツ以外にも様々な選択肢が浮上してきますが、ボトムスに関してはショーツ一択という人も多いことでしょう。なにせ足を半分以上露出させているのだから、通気性は良いし、生地が汗で足に貼り付いたりしないから動きやすくて軽快。これだけメリットが並んだら取り入れないわけにはいきません。
とはいえ、この時期のマストアイテムだけあって、各ブランドからのリリースも星の数。ゆえに何をどう選べばいいのか分からず、適当なショーツをはいていたという皆さんのために、本稿では見た目と機能性のバランスが取れたユーティリティ性の高いショーツを紹介していきます。お気に入りの1本を見つけて、この夏を楽しみましょう!
1. 夏の水遊びに欠かすことのできない速乾性リラックスショーツ
patagonia
「メンズ・バギーズ・ショーツ」(7150円)
名作と呼ばれるモデルが数多く存在するpatagonia(パタゴニア)。ボトムス、それもショーツにおける定番として愛されているのが「メンズ・バギーズ・ショーツ」です。バギーと名乗ってはいますが、実際はそれほどシルエットが太いわけではなく、むしろ大人が着用するとちょうど良いリラックス感が楽しめます。
また、最大の特徴は速乾性にあり。海や川、プールといった水遊びの場面で活躍するだけでなく、洗ってもすぐ乾くので汗をかきやすい夏場の強い味方となります。
patagoniaといえば、リサイクル素材を積極的に採用したアイテムを多く手掛けるブランドとしても知られています。「メンズ・バギーズ・ショーツ」も、廃棄された漁網を再利用したネットプラス・ポストコンシューマーリサイクル・ナイロン100%素材を使用。
シンプルな作りですが、背面に小物を収納できるスナップポケットがあるので十分。プレーンな色から総柄ものまでカラバリが豊富なのも魅力です。そのシーズンしか手に入らない限定カラーもあるので、お見逃しなく!
>> patagonia
2. 接触冷感、紫外線カット、大容量ポケットの三拍子揃う
Columbia
「ロードトゥマウンテンキャンプラバーズショーツ」(9900円)
続いては、はきやすさに加えて夏らしい機能素材を使ったモデルをご覧いただきましょう。ブランドは、手頃なプライスで本格仕様のウェアを展開するColumbia(コロンビア)。
この「ロードトゥマウンテンキャンプラバーズショーツ」は、体から発生する水分と反応することで瞬時に生地全体の温度を下げる、独自開発の接触冷感テクノロジー“オムニフリーズゼロ”を搭載したカーゴショーツです。
これにより、着用時に持続的に冷却効果を発揮し、猛暑も快適に過ごせます。さらに、降り注ぐ紫外線をカットして肌を守るサンプロテクション機能“オムニシェイド”も搭載し、便利な大容量ポケットも搭載。まさに夏のアウトドアを楽しむために生まれたようなアイテムといえるでしょう。
同素材を使用したオープンカラーシャツもリリースされているので、上下セットアップで着用するのもオススメです。
>> Columbia
3. 定番の“ギアショーツ”をバギー&水陸両用にアップグレード
GRIP SWANY
「ギア バギーショーツ/ダークコヨーテ」(9900円)
近年、アウトドア好きの間では定番となった感のあるGRIP SWANY(グリップスワニー)。2008年の誕生以来、その高い耐久性と痒いところに手が届く機能性、そして洒脱なデザイン性で多くのキャンパーの心を掴んでいます。
ここで紹介するのは、そんなGRIP SWANYが誇る夏の定番ボトムス「ギアショーツ」のアップグレード版。形状としては、いわゆるカーゴショーツに分類されますが、位置・サイズともに計算されたポケット使いがここならでは。
素材に独特なシャリ感が軽快なサプレックスナイロンを使用し、さらにサイドのギアポケットは水抜きがしやすいメッシュを底面に採用。ベースモデルの柔らかく快適な着心地はそのまま、水陸両用仕様を実現させました。
シルエットは通常の「ギアショーツ」から股下のみを5cm延長し、膝が隠れる絶妙な丈感に設定。ワタリ太めのバギーシルエットながら、大人でも履きやすいバランスに仕上げられています。
>> GRIP SWANY
4. 大容量サイドポケットを備え、バッグいらずの収納力を発揮
karrimor
「リグ ショーツ」(1万450円)
クライミングで使われるチョークバッグから着想を得たkarrimor(カリマー)定番のショーツがこちら。ウエスト部分はバックルベルトでフィット感を調節可能。ボディに採用された二重織構造、2WAYストレッチのナイロン素材は肌離れが良くて運動性も抜群です。
アクティブに動いてもストレスフリー。旧モデルより丈が短くなったことで都会的な洗練さも加わり、タウンユースでの活躍度が上がっている点も見逃せません。
「リグ ショーツ」最大の特徴が、外側に配備された大型ポケット。500mlペットボトルの収納を想定して設計されているそうで、猛暑日が続く中、素早く水分補給が叶うこのディテールは心強い限りです。
また、サングラスやマップなどの野外行動時に必須の小物はもちろん、ライトアウターなども収納可能。荷物も少ないし、あまりバッグ自体を持ち歩きたくないという手ぶら派は、ぜひ一度お試しあれ。
>> karrimor
5. 街にもアウトドアにも馴染む万能性&コスパ最強ショーツ
UNIQLO
「ギアショーツ」(1990円)
最後は、高コスパ服でお馴染みのUNIQLO(ユニクロ)から、今季特に人気の高い「ギアショーツ」をピックアップ。素材には軽量かつ耐久性に優れたナイロンリップストップ素材を使用。しかも生地表面に雨水をはじく撥水機能がプラスされ、より機能性が向上されています。
ポケットはフロントに4つ、バックに2つを配置。どれも使い勝手が良く、特に太もも部分のフラップポケットは大容量でまさにバッグいらず!
はき心地に関わる部分を挙げるならば、ウエストに装備された着脱調整しやすいイージーバックルベルト、足の可動域を広げる股下のガゼット仕様、さらに肌に張り付かず涼しげなメッシュ裏地と、アクティブなシーンにも対応するキーワードが並びます。
気になるカラバリは、定番人気のブラック、都会的なネイビー、そしてここで紹介した2色を含めた計6色展開。この値段もあって複数買いするファンも多いとか。
>> UNIQLO
* * *
夏の着こなしに欠かすことのできないアイテムは数あれど、絶対に1本は持っていたいのがショーツ。とはいえ本稿の序文でも述べたように、数も種類も多すぎて“何を選べばいいのか問題”が浮上してきます。そこでポイントとなるのが“ユーティリティ性”です。今回紹介した5本も、アウトドア&アクティブシーンで活躍する機能性を有し、それ1つでバッグとしての役割を兼ねたり、水着として機能したりと+αのセンス・オブ・バリューが味わえます!
ちなみにコレを全部買ったとしても合計4万円以内。いくつ持っていても困るものではないので、来年もはくつもりで、いっそ大人買いしてみては?
<文/TOMMY スタイリング/宇田川雄一 メイン写真/田中利幸>
TOMMY|メンズファッション誌を中心に、ファッションやアイドル、ホビーなどの記事を執筆するライター/編集者。プライベートでは漫画、アニメ、特撮、オカルト、ストリート&駄カルチャー全般を愛する。Twitter
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- Original:https://www.goodspress.jp/features/469966/
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