まだまだ暑い!洒落感と涼しさを両得する“ひんやりアイテム”5選

【2022夏 アウトドアファッション特集⑥】

古来、人々は暑い夏を快適に過ごすためのテクニックを色々と考え出してきました。気化熱を利用した打ち水や、音で涼を呼び込む風鈴、汗を流して表体温を下げる行水などなど。そのどれもが粋な夏の風物詩として現代でも用いられていますが、今夏の暑さは正直そんなんじゃどうにもならないほどのハードモード。ならば、粋だ何だはかなぐり捨てて、直接的に涼しくしてくれるアイテムを取り入れてみてはいかがでしょうか?

そこで本稿では、アウトドア&アクティブシーンで活躍する“ひんやりアイテム”を取り挙げたいと思います。選択基準は“ファッションというカテゴリー内に収まり、科学的裏付けのある機能性で物理的に着用者を涼しくしてくれる”こと。もちろんルックス的に難があるのは論外。あくまでオシャレを楽しみながら、ひんやりさせてくれる逸品たち。それがこちらです!

1. たとえ炎天の下であろうと、マスクの内側はひんやりクール!

PENDLETON
「ハーディングクールファブリック メッシュ プリント マスク」(1100円)

もはや常識となって久しいマスク着用。ですが、夏場の屋外でのマスク着用は熱中症リスクも高まるので注意が必要! なんてこといわれても「じゃあ、どうすりゃいいの?」とお困りの皆さんに朗報です。

あのPENDLETON(ペンドルトン)から涼感素材を使用した夏向けマスクが登場。ネイティブ・アメリカン伝統の柄をフロントにプリントし、アメカジスタイルとも好相性です。

裏返すとわかるように、両面メッシュの接触冷感素材がマスク内の蒸れや不快感を解消してくれます。コード部分はアジャスターで調節可能なため、しっかりフィット。長時間着用でも耳が痛くなりにくく、ストレスの少ない着用感が得られます。

また、手洗いにより繰り返し使用出来るので、エコ的にも懐的にも大歓迎! お気に入りの服を着ていてもマスクのせいで台無し…なんてことにならず、アクセサリーとして機能してくれるマスク。服好きには必須です。

>> PENDLETON

 

2. あのワイルドシングスがシェルテック素材でデニムを作ったら

WILD THINGS
「シェルテックデニムデナリパンツ」(1万1880円)

WILD THINGS(ワイルドシングス)で気になるデニムパンツを発見! ベースは、同ブランドの代表的シェルジャケットのポケットデザインを落とし込んだ、その名も「シェルテックデニムデナリパンツ」。

これに遮熱、接触冷感、吸水速乾、軽量、紫外線防止という5つの機能を備えたSHELTECH(シェルテック)デニム生地を組み合わせた、見た目以上にスゴいデニムパンツなんです!

先ほどの5つの機能が搭載されていたら十分かと思いきや、股下のガゼットクロッチにより180度開脚可能と運動性までしっかり兼備。しかもウエストはドローコードのイージー仕様。ゆるやかにテーパードしたレッグラインにやや短めの丈感も相まって、リラックスムードを醸し出しながらすっきりした印象です。

ダメ押しで、生地にはインディゴ染料を使用しており色落ちを楽しむことも可能と、情報過積載の1本。

>> WILD THINGS

 

3. お馴染みのロゴTシャツに“ファン”を搭載してみました

CHUMS
「チャムスロゴファンTシャツ(トップス/Tシャツ)」(2万9700円)

工事現場などで働く職人たちの間では今やマストアイテムとなったファン付きウエア。「興味はあるんだけれど、ベストは使いづらい」なんて声を知ってか知らずか、立ち上がったのがCHUMS(チャムス)。

「チャムスロゴファンTシャツ」は、Tシャツの上から着用するテック素材のファン付きTシャツです。サラッとした着心地が持続するコットンナイロンの素材を使用し、裏地にはメッシュ素材をあしらうことで、肌との接触を極力減らすような工夫が施されています。

ご覧のように、背面には外からの空気を内側に送るファンを搭載。裾にはゴムのドローコードが付き、絞ることで効率的に空気を循環。汗をかきにくくし快適な着心地を持続させます。

フロントは定番ボックスロゴがお目見え。首元には着脱に便利なファスナーが付き、サイドにスマホ収納用ポケットが付くなど利便性を追求した作りとなっています。バッテリ―はHIGHで4.5時間、LOWで8時間使用可能。値段は張りますが、話のネタにもなりそう。試しに一着いかが?

>> CHUMS

 

4. 面倒な日焼けケア&マスクも、顔全体を覆う力技にてクリア

NANGA
「ナンガ×バフ ネックウェア」(3960円)

“日焼け止めを塗れば良い”って分かってはいるけど、マスクの着け外しもするとなると、面倒臭くてついサボってしまいがちな日焼けケア。これを解決してくれるのが、NANGA(ナンガ)がBUFF(バフ)とコラボして作ったという多機能ネックウェアです。

リサイクルプラスチックボトルから作りだした素材は超軽量。UPF50・98%UVカットを実現し、顔全体を覆うように着用することで日射しから肌を守り、汗を逃がして涼しさを保つ特性を発揮します。

また、接触冷感機能も備えているので、ひんやりした着け心地も味わえます。フィット感に関してもご安心あれ。4WAYウルトラストレッチの高い伸縮性により、ランニングをはじめとした様々なアクティビティでもズレることなくサポートしてくれます。

写真のようにキャップとサングラスを一緒に着けてしまうと怪しすぎるルックスになってしまいますが、そんな周囲の視線も気にならないほどの快適さ。これ一度使ったらクセになりますよ。

>> NANGA

 

5. 夏でも黒が着たいなら“5つの涼感機能”を備えたポロシャツをどうぞ

GRAMICCI
「シェルテック×レニューテックポロ」(9900円)

一見すると、モダンなパネルデザインのポロシャツ。しかしその実態は、“太陽と遊ぶ”というコンセプトにより開発されたSHELTECH(シェルテック)と、“繊維から繊維”へのサーキュラー型リサイクル原料のRENU(レニュー)。

この2つの原料をかけ合わせてオリジナルに開発された天竺素材を採用。遮熱、接触冷感、吸水速乾、軽量、紫外線防止という5つの機能を備えた高機能ウェアなのです。

フロントボタンはスナップ仕様。散々炎天下の中を動き回って帰宅して、いざ脱ごうと思った時にボタンが外せず手間取りイライラ。そんな日常の“あるある”を回避する気の利いたディテールです。

さらに小ぶりな襟と黒一色でまとめられたスタイリッシュさで、オン・オフ両方の着こなしに対応してくれるためコスパも良き! 天竺素材のソフトな質感にひんやりとした涼感、しかもGRAMICCI(グラミチ)という意外性。これほどの機能性を備えてアンダー1万円なら買いですね。

>> GRAMICCI

*  *  *

“ファッションというカテゴリー内に収まり、科学的裏付けのある機能性で物理的に着用者を涼しくしてくれる”という基準で集めた、夏のひんやりアイテム5選はいかがでしたか? ここで紹介したアイテムが有する機能性とファッション性は、どれもスタイリストのお墨付き。

“オシャレは我慢”だなんていわれていたのも今や昔のこと。酷暑の夏に無理して体を壊しては意味がない! というのが令和の世のニューノーマル。まだまだ暑い日は続きますが、ぜひ参考にして、2022年の残りの夏を快適に過ごしましょう!

 

>> 2022夏 アウトドアファッション特集

<文/TOMMY スタイリング/宇田川雄一 メイン写真/田中利幸>

TOMMY|メンズファッション誌を中心に、ファッションやアイドル、ホビーなどの記事を執筆するライター/編集者。プライベートでは漫画、アニメ、特撮、オカルト、ストリート&駄カルチャー全般を愛する。Twitter

 

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