セイコー プロスペックス“スピードタイマー”にヘリテージカラーを踏襲した新作登場

セイコー プロスペックスといえば、スポーツシーンをはじめとする過酷なシーンに耐えるタフネス性が何よりの自慢。中でも“スピードタイマー”は、セイコーが1960年代より連綿と紡ぐクロノグラフ開発の歴史とDNAを今に伝える、象徴的なコレクション。ラフな使用においても確かな計時計測を実現する本格スポーツクロノグラフです。

そんな“スピードタイマー”に、この秋1969年発売のヘリテージモデルと同カラーをまとった新レギュラーモデル「SBEC017」(35万2000円)が仲間入り。9月9日の発売を前に、その魅力をお伝えします。

▲「SBEC017」

今をさかのぼること半世紀を超える1969年、世界初の垂直クラッチ搭載自動巻きクロノグラフとして世に現れたのが、セイコーの「スピードタイマー」。

▲1969年当時のモデル

クラッチとは、普通の時計とストップウォッチとを連結・解除する機構のこと。それまでの機械式クロノグラフでは横からクラッチを当ててクロノグラフ車を回す水平式クラッチが一般的だったのに対して、この「スピードタイマー」で採用された垂直クラッチは、文字通り縦方向から垂直にクラッチを動かすもの。

スタート・ストップ時の指針ズレや針飛びを抑制しつつ、耐衝撃性の向上をも実現させたこの構造は、以降の自動巻きクロノグラフに大きな影響を残しました。

この秋デビューの「SBEC017」では、その記念すべきヘリテージモデルにちなんで、ブルー×レッドという印象的なカラースキームを採用した新モデル。

鮮やかなネイビーブルーのカラーダイヤルは、眺める角度や光の入り具合によって表情の変化を楽しませてくれるもの。一方、2つのサブダイヤルと外周に添えた秒クロノグラフ目盛りにはオフホワイトを使用、はっきりとしたコントラストで計測時の判読性を高めています。

また正確な計時計測のカギを握る針先には、ポイントカラーのレッドをオン。特にダイヤル外周にまで届く長いセンタークロノグラフ針は、その先端をダイヤル側にわずかに曲げて目盛りとの距離を近づけるなど、ディティールの随所に判読性への飽くなき追求が光ります。

ケースサイズは外径42.5mmで厚さ15.1mm。シースルーバック越しに姿を見せるのは、初代スピードタイマーの思想を継承しつつ、現代の技術によりいっその高い計測精度と耐久性を実現させたムーブメント“キャリバー8R46”。特に3本のアームが一体化された“三叉ハンマー”は、クロノグラフ針の帰零を瞬時に、かつ確実に行うためのもの。優れた耐久性やメンテナンス性を誇る、セイコー独自の機構です。

バンドにはスポーティなステンレス製スチールブレスレットを標準で装着。付け替え用としてエレガントなイメージのカーフストラップも付属します。

>>セイコー「スピードタイマー」

<文/&GP>

 

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