Snapdragon 8+ Gen 1、ゲームアプリでは発熱が相変わらず大きい?

Snapdragon 8+ Gen 1搭載スマホの画像
 
性能の改善とともに消費電力や発熱の低減が期待されていたSnapdragon 8+ Gen 1ですが、実は先代のSnapdragon 8 Gen 1からあまり変わっていないというベンチマーク結果が出てきました
 
製造ファブをTSMCへ変えたことによる効果は限定的のようです。

依然として消費電力が大きいSnapdragon 8+ Gen 1

NotebookcheckはQualcommSnapdragon 8+ Gen 1を搭載したOnePlus 10 Proを使って、GeekbenchやGFX Benchといったベンチマークアプリを実行しました。
 
すると、特にCPUとGPUの両方に負荷がかかるGFX Benchにおいて、発熱が問題となった先代のSnapdragon 8 Gen 1とあまり変わらない消費電力が計測されたとのことです。
 
Geekbenchの消費電力グラフ
 
GFX Benchの消費電力グラフ
 
ベンチマークアプリ実行中の端末の表面温度は47度近くまで高まったといいます。

TSMCへのファブ変更は消費電力低減に寄与していない?

Snapdragon 8+ Gen 1はSnapdragon 8 Gen 1の改良版であり、製造ファブがSamsungからTSMCに変更されています。
 
これにより先代で問題となっていた発熱の問題が改善されるといわれていましたが、今回の結果を見る限り大きな変化はないようです。
 
CPUとGPUの両方を使う場合に消費電力が大きいということは、特に消費電力や発熱が問題になるゲームアプリでの改善がないことを意味します。
 
ゲームを目的にSnapdragon 8+ Gen 1搭載スマートフォンを購入する場合は注意したほうがよいかもしれません。

 
 
Source: Notebookcheck
(ハウザー)


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