株式会社エヌプラスは、“専門家に相談したい人”と“自身の知見を提供したい人”をつなぐナレッジプラットフォーム「KOMMON」β版を開発。専門家の回答に報酬が支払われる仕組みを構築し、SaaSでの提供を開始しました。
特許技術で質問に報酬を設定
KOMMONでは、会員登録をしたシツモン(相談者)とコモン(回答者)をメールでつなぎます。回答者となるのは、ビジネス書の著者や士業(弁護士・税理士など)といった専門家です。
KOMMONは、同社の特許「課金サーバ、サーバの制御方法、およびサーバの制御プログラム」を活用してメールでの質疑応答に報酬を設定しました。
決済方法としては「PayPal」を採用。デビット・クレジットカードに加え、銀行口座からも支払いが可能です。
KOMMONの利用フロー
相談者は、KOMMONのメールボックスにある“相談する”から回答者を選択。このとき、お気に入りや相談したことがある回答者、おすすめ回答者が表示されます。また、職業・年齢・金額・キーワードで検索も可能です。
回答者を決めたらメッセージを入力し、必要に応じてファイルを添付して送信ボタンをクリック。PayPalアカウントを入力すると送信完了です。
回答者は、登録したGmailかKOMMON上でメールを受信。受信メール開封時に報酬が支払われる仕組みです。なお、KOMMON上では開封時に有料・無料の開封が選択できるといいます。
相談に応じても収益化しにくい現状
インターネットサービスが広く普及しているなか、一定のキャリアを持っている人たちが相談に応じるにあたっての支払いシステムは未成熟なままという現状があるようです。
そこで同社は、メールという身近なデジタルコミュニケーションツールに“報酬”という仕組みを追加。回答に対して正当な対価を得られるサービスを構築しました。
(文・Higuchi)
- Original:https://techable.jp/archives/184605
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:樋口
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