今秋、京都の3都市でデジタルアート企画始動!人の動きに反応するLEDキューブなど展示

京都府では、府北部・府中部・府南部エリアの歴史や風土、有形文化財や名勝、景観、豊かな自然や生活文化などを題材としたアートプロジェクトを展開してきました。

今年度は、地域文化と先端技術を組み合わせたデジタルアートによる空間演出や、現代アートの作品展示をおこないます。

期間は2022年9月9日(金)〜11月20日(日)で、会場は宮津市・福知山市・向日市。参加費は無料です。

プロジェクターと街灯がつくり出す“光の波”

京都府が展開するアートプロジェクト「ALTERNATIVE KYOTO -もうひとつの京都- Artspace of the light」の舞台は、宮津市・福知山市・向日市。

江戸時代に城下町として栄えていた福知山では、“光”をテーマとした作品「subsurface: L350/C250」を展示します。

同作品は、数十台のプロジェクターと数百の街灯を活用して、波のような光をつくり出すというもの。来場者は、波打ち際で遊ぶように歩きながら幻想的な空間を楽しめるでしょう。

周囲の音で“揺らぐ空間”にて座禅体験

日本三景の1つ「天橋立」の近くにある宮津市・天橋立公園では、“禅”をテーマにした「Stillness」という作品を披露します。

同作品では、京都両足院副住職伊藤東凌氏の協力のもと、フォトグラメトリー技術で両足院を三次元化。

鑑賞空間に設置された4本のマイクが空間内の音を収音し、その情報をもとに、映像にある点群が揺らぐ(動く)仕組みになっています。

禅寺の庭園で揺れる草木のように微細な変化を見せていく空間のなかで、禅の思想に触れながら自己に没入する体験を味わえるでしょう。

4m×4mの巨大なLEDキューブ

宮津市の元伊勢籠神社には、幾何学的構造形式の大きなLEDキューブによるインタラクティブインスタレーション作品「CONTROL NO CONTROL」を設置。

接触する人や、その表面でおこなわれる動きに反応する同作品は、2011年に作成されて以来、世界中で公開されていますが、日本での公開は今回が初めてとのこと。

48人が同時に参加できる作品なので、家族や友人、周囲の人と一緒に楽しめるでしょう。

向日市に展示する作品については、2022年8月現在公開されていませんが、後日Webサイトにて詳細が公開されるとのことです。

PR TIMES
ALTERNATIVE KYOTO -もうひとつの京都- Artspace of the light
stillness
CONTROL NO CONTROL

(文・Haruka Isobe)


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