米国で、自宅から失踪したアルツハイマー病の患者が、Apple Watchが発信していた位置情報により、捜索開始から3日目に救助隊により発見された事例が報告されました。
「最後の位置情報を送信」により、場所を絞り込み
ニューハンプシャー州在住のパトリック・ハート氏(59歳)が、現地時間2022年8月21日午後に、Apple Watchを装着したまま自宅を外出し行方不明になりました。
ハート氏の捜索には米空軍救助調整センター(Air Force Rescue Coordination Center)が協力、ハート氏の装着したApple Watchのバッテリー残量が無くなりオフラインになる際に、「最後の位置情報を送信」機能が働き、位置情報を発していたのを発見しました。
その位置情報をもとに、ニューイングランドK9遭難救助チーム(New England K9 Search and Rescue)が700エーカー(約283ヘクタール)の森林地帯を捜索した結果、失踪してから2日後となる8月23日の朝にハート氏が発見されました。
発見後、ハート氏は救急車に収容されています。
アルツハイマー病患者の見守りツールとしてApple Watchが機能
ハート氏が発症していたアルツハイマー病に関しThe Sacramento Beeは、「65歳以下の場合は若年性アルツハイマー病に分類され、記憶喪失が発症から時間が経過すると共に悪化する」と説明しています。
今回の件は、そうした患者における見守りツールとして、Apple Watchが有用だった事例です。
Source:The Sacramento Bee via MacDailyNews
(FT729)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-480624/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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