Instagramの児童データ保護違反で、親会社のFBに4億ドルの巨額制裁

Facebook Instagram アイコン
 
Instagramにおける児童の個人データに関する扱いについて、ヨーロッパ連合(EU)の取り決めた法律に違反したとして、Facebook(Meta)が4億500万ドル(約565億円)の巨額制裁を科されました。

過去最大規模の制裁額

Facebookは欧州本社をアイルランドに置いています。そのため、アイルランドのデータ保護委員会は、13際〜17歳の児童のInstagramアカウントをデフォルトで公開設定にしたほか、ビジネスアカウントを持つ10代の若者にメールアドレスと電話番号を公開させたとして、調査の結果、4億ドル超の制裁金を親会社のFacebookに科すことを明らかにしました。
 
欧米では昨今、プライバシー方針やアルゴリズムなどが心身に及ぼす影響について厳しい目が向けられており、今回は2018年にEUが定めた、個人データの収集共有を制限する「一般データ保護規則(GDPR)」に基づいて、過去最大級の制裁が下されることとなります。

改善前の設定が対象になっていると反論

Faceboook側は、改善される前の1年以上前の設定が調査対象になっているとして、データ委員会側の決定に同意せず、上訴する構えを見せています。
 
同社はInstagramについて「18歳未満であれば、誰でも自動的にアカウントがプライベートに設定される」とし、「彼らをフォローしていない知らない大人が十代の若者にメッセージを送信することはできない」と声明を発表しました。
 
なお、2021年には「潜在的に疑わしい行動」をとる大人のアカウントが、若年層のアカウントを見つけにくくする仕組みも導入されたことが明らかになっています。
 
 
Source:The New York Times
(kihachi)


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