総務大臣が楽天モバイルの通信障害を「重大事故」と言及、周知の遅れも指摘

楽天モバイル
 
寺田総務大臣は9月6日の記者会見において、9月4日に発生した楽天モバイルにおける通信障害について法律上の「重大事故」に該当するとの認識を示しました。また、ユーザーへの周知が遅かったとも指摘しています。

楽天モバイルの通信障害は重大事故

寺田総務大臣は9月6日、閣議後の記者会見において2022年9月4日に発生した楽天モバイル通信障害は電気通信事業法上の重大な事故に該当するとコメントしました。楽天モバイルには30日以内に詳細な報告を行う法的義務が生じます。
 
楽天モバイルにおいては、9月4日の午前10時58分頃から午後1時26分頃までの約2時間半にかけて大規模な通信障害が発生し、Rakuten UN-LIMIT VIIの一部のユーザーにおいて、通話・データ通信がしづらい状況となりました。約130万回線のユーザーが影響を受け、NHKによると110番や119番等の緊急通報もできなかった模様です。
 
また寺田総務大臣は、楽天モバイルのユーザー等への周知対応が遅かったと指摘し、「誠に遺憾だ」と言及しました。
 

 
大手携帯キャリアにおいては、KDDIで2022年7月に大規模な通信障害が発生しました。総務相は、通信事業者は重要インフラを提供している責任を認識し、サービスの安定提供についてしっかり取り組む必要があるとコメントしました。
 
 
Source:総務省 (1), (2), 総務省 / YouTube, NHK
(seng)


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