スマートフォン業界は次のフロンティアである衛星通信へと動き出しています。Appleが新たにiPhoneの衛星通信機能を発表すると噂される中、英企業Bullittは2023年初頭に衛星通信対応スマートフォンを発売する、とBBCに明かしました。
料金体系は既存のものと同程度か
日本時間8日未明開催のAppleイベント「Far Out.(はるか彼方。)」では、緊急用の衛星通信機能を搭載したiPhone14シリーズの発表が期待されています。 ライバル社のHuaweiも、衛星通信機能を搭載した新フラッグシップモデルを発表したばかりです。
イギリスのスマートフォンメーカーBullittは、2023年に新たな衛星通信サービスを開始する予定で、最初はテキストメッセージのみの送受信が可能となる見込みです。受信者はSMSの形でメッセージを受け取り、Bullittのアプリをダウンロードすれば返信することができます。受信者は無料で利用できますが、送信側であるBullittのスマートフォンの所有者は、このサービスの月額使用料を支払わなければなりません。
Bullittは衛星通信サービスの料金について言及するのは避けましたが、既存の携帯電話料金と同程度で、標準的なネットワーク契約に加えて支払いが発生することになるだろう、と述べました。
モバイルネットワークがないとき自動で衛星に接続
Wi-Fiやモバイルネットワークの信号がないとき、Bullittの携帯電話は、自動的に2つのグローバルな衛星ネットワークのいずれかにリンクされるようになっています。
イーロン・マスク氏のプラットフォームStarlinkを利用する端末は、衛星との接続に最大30分待たされる可能性があるといいますが、Bullittの場合、2つの世界的な衛星ネットワークとの取引のおかげで、待ち時間は数秒以上にはならないそうです。
Bullittのスマホには、アジアのメーカーと18カ月かけて開発した特注のチップセットが搭載されるとのことです。またバッテリーの消耗は、他の信号がない場合にのみ衛星を探すようにすることで、最小限に抑えられるそうです。
Source:Bullitt via BBC
(lexi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-483785/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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