株式会社阪急阪神百貨店は、西陣織の老舗「細尾」らと連携し、西陣織の帯図案を活用したアート作品の展示・販売会「MILESTONES-余白の図案」を開催します。
会場は阪急うめだ本店 9階 阪急うめだギャラリー、会期は9月21日(水)~26日(月)です。
デジタルアーカイブから図案生成・着彩
細尾は、京都芸術大学との産学連携プロジェクト「MILESTONES」において、約2万点の伝統的な図案をデジタルアーカイブ化。西陣織の伝統を後世に残すとともに、学生のダイナミックな感性で帯図案を新しいデザインに展開することを目指しています。
今回は、そのデジタルアーカイブをもとに、コンピュテーショナルデザイナー/プログラマーの堂園翔矢氏が新たな図案を生成。この図案にクリエイティブ・ユニットSPREADが着彩を施しています。
インスタレーションと未着彩の図案を展示
伝統文化を次世代につなぐ取り組み
細尾は、東京大学大学院情報学環 筧康明研究室および株式会社ZOZO NEXTとの共同研究プロジェクトにも取り組んできました。
バーチャルギャラリーでは、電圧で発光したり、紫外線で硬化したりする織物を鑑賞できます。
このように、伝統ある西陣織にテクノロジーをかけ合わせ次世代に引き継いでいく取り組みは、伝統文化の継承と新たな価値創出において大きな意味がありそうです。
(文・Higuchi)
- Original:https://techable.jp/archives/185686
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:樋口