オーストラリアのApple従業員、ストライキを実施する予定

Apple Australia.PNG
 
海外大手メディアReutersは10月11日、オーストラリアのApple従業員の一部が10月18日にストライキを実施する予定だと報じました。一部のApple Storeの運営に影響が出る見込みです。

オーストラリアの従業員がストライキ

Reutersによると、オーストラリアApple Store等で働く従業員の一部は、賃上げ交渉等の停滞を理由に10月18日にストライキを行うことを決定しました。Appleにとって、初のオーストラリアでの従業員ストライキとなります。
 
Appleの従業員のうち、約150人が1時間のストライキを実施する予定で、労働組合はストライキ中は少なくとも3店舗でほとんどの顧客サービスが停止する見込みだとコメントしています。
 
オーストラリアにおいては、2022年8月にAppleの従業員グループ主催のZoom説明会が開催され、従業員の組合化が行われました。
 
現在、RAFFWU(小売・ファーストフード労働組合)を代理人としてAppleと賃上げや休日に関する交渉を実施しています。
 
労働組合側は、オーストラリアの高いインフレ率(7%)を反映した賃上げを要求するとともに、毎週の休日を1日ずつではなく、2日続けて付与するよう求めています。
 
このたび、交渉が停滞したことを理由にストライキの実施に至ったもので、労働組合側は「勤務時間中に多くの従業員が一斉にApple Storeを離れることは、インパクトがある」と言及しました。
 
なお、Appleの広報担当者はReutersの取材に対し「我々は従業員に対し、給与や有休制度、株式交付等、オーストラリアの業界標準を上回る、可能な限り最高の待遇を提供すると約束している」と述べてます。
 
また2022年9月には、iPadを製造するBYDのベトナム工場で大規模なストライキが実施されました。
 
 
Source:Reuters
Photo:Apple
(seng)


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