【秋のお出かけ&旅行便利モノ大全】
着火の手順や薪の組み方にルールはない。あれこれ試し、自分だけの焚き火を模索するのが楽しみなのだから。焚き火台とともにコレぞと思った着火ギアを持っていこう。火災防止や片付けなど焚き火マナーにまつわる道具もお忘れなく。
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ライター 大森弘恵さん
フリーランスのライター、編集者で、記事のおもなテーマはアウトドアと旅。プライベートはWR250Rでソロキャンプへ行く
■持っていることが誇らしい着火ギア
焚き火の楽しみは着火から。実用一辺倒ならライターや耐風マッチだけど、レンズや火打ち石を使いこなせたらちょっと自慢。いろいろな着火ギアから自分らしい道具を選ぼう。
1. 雨でも風でも火が消えない最強マッチ
安いマッチは立ち消え、着火する前に軸が折れることがあるけれどコレは確実に火が着きます。低温下でも使えるのでお守りに!
UCO
「ストームプルーフマッチキット」(1540円)
名前の通り、雨に濡れても風に吹かれても着火して、15秒ほど燃え続ける驚異のマッチ。ストライカーを備えた防水コンテナで保管できるのも頼もしいかぎり。マッチ25本入り。収納サイズ:φ3.9×7.9cm、重さ:42g
2. ガスの力で力強い炎をゲット
ボタンひとつで1300℃の炎が出る頼りになるヤツ。火口はキャップ付きでポケットの中のゴミが付着しません
SOTO
「スライドガストーチ」(2400円)
火口が伸びて、組んだ薪の奥まで届く耐風バーナー。凍った鍵穴を溶かすのにも使える。カセットボンベからも充填できるが、秋キャンプではライターガスを使用して。サイズ:3.8×1.8×H11.5〜18.5cm、重さ:52g
3. 持っているだけで心強いメタルマッチ
3000回も火花を飛ばせる着火アイテム。ドライバーやレンチ機能を使う機会は少ないけれど安心感が違います。軽量化にも役立ってそう
UCO
「サバイバルファイヤーストライカー」(1870円)
フェロセリウムのロッドとステンレス製ストライカーのセットで、濡れても低温下でも力強い火花が飛ぶ。ストライカーはボトルオープナー、マイナスドライバー、ボルトレンチ機能付き! サイズ:8.4cm、重さ:29g
4. 7倍のレンズで太陽光を集める
数ある着火アイテムのなかでも異色。でも火打ち石よりもテクニック不要でだれでも扱えます。晴れた日が待ち遠しくなる道具です
パスファインダー
「マグニファイングレンズ」(2420円)
太陽光を収束させ、火口に当てることで発火させる凸レンズ。冒険気分は満点だ。着火向きなのは直径が小さく高倍率なレンズだといわれており、このレンズは7倍率。ベロア収納袋付き。サイズ:φ4×1.2cm
5. ゲーム感覚で試したい火打ち石
デイブ・カンタベリーが考案した火起こしセットで遊び心があります。コンテナは余裕があるので、麻ひもやチャークロスを収納できますよ
パスファインダー
「マルチファイヤーツール」(5225円)
火打ち石とマルチファイヤーツール、携帯コンテナのセット。マルチファイヤーツールは火打ち鎌として使うほか、火キリ棒を押さえるためのくぼみを備えており、弓ギリ式火起こしの挑戦も可。収納サイズ:9×7cm、重さ:155g
■焚き火のあたたかさがアップする風防
寒い時期の焚き火は、いかに熱を蓄えておけるかが成功の秘訣。風防があれば着火に役立つうえ、熱を反射するのでいっそう焚き火のあたたかさを享受できる。
6. 火起こし、焚き火台、風防の3way
ありそうでなかったユニークな発想。煙突効果を利用できるので、焚き火終わりに薪を燃やし尽くすときにも使えそう
AUTEC CAMP
「THREE FACE」(1万7930円)
煙突効果で炭や薪への着火がスムーズな火起こし器で、広げれば風防、そして燃焼性のよい縦型焚き火台としても使えるマルチギア。ひとつあると焚き火がはかどる! 収納サイズ:21.7×28.2×H4cm、重さ:1.2kg
▲焚き火はじめに使ったらあとはお役御免の火起こし器。これを開いて焚き火台の風防にできるとは実に無駄がない
7. ティピー型は断然設営が簡単
自立するからとにかく設営が楽。しかもポールには「L左」「R右」と位置を示すシールが貼られているのも親切です
DOD
「タキビノムコウ」(実勢価格:9835円)
くるっと丸めて持ち運べる帆布製風防。3本ポールが支え合うティピー型なので安定感抜群。人数によって角度を変えやすいのも◎。サイズ:145×64×H141cm(開く角度によって異なる)、重さ:1.8kg
8. 風防兼薪ストッカーが新鮮
重さはあるけれど風防が2枚に分かれていてアレンジしがいがあります。ファブリック製とは違ってたてやすいのもポイントです
ONOE
「ファイアウッドストッカー」(4980円)
2セットの鉄製風防とスチール製ペグのセット。付属ペグを薪ストッカーとすれば焚き火をガードする範囲が広まるし、薪を焚き火の熱で乾燥させられるので一石二鳥。サイズ:風防16×61.5cm×4枚×2セット、重さ:5.1kg
■今や焚き火のマストアイテムのマナーギア
焚き火にまつわるトラブルは勘弁! 最低限、芝の焦げ跡防止とうっかり落ちた薪から延焼を防ぐ焚き火シート、消火用水を入れるバケツを用意しておこう。
9. 細かな燃え残りを素早く消火
燃やし尽くすのがベストだけど、撤収や消灯時間に間に合わないならコレで強制消火。炭や薪は再利用できるし、火着き良好です
ロゴス
「LOGOSポータブル火消し壺」(実勢価格:6980円)
薪や炭は火が消えたと思っても熱がこもっているもの。そのまま捨てると火災の原因になりかねない。火消し壺で密閉すれば確実だ。倒しても灰がこぼれにくいネジ式蓋が心強い。サイズ:φ17× H21.8cm、重さ:1.5kg
10. 焚き火シートよりも確実!
Lサイズは「ORUベースプレートセット」を載せても天板に余裕があるので焚き火小物を使うのにも便利です
テンマクデザイン
「焚火台ベーススタンドL」(6600円)
小型焚き火台の底上げをするので、焚き火シートよりも確実に地面を保護。焚き火台から熾きのかけらがこぼれ落ちても縁が受け止めてくれる。ローテーブルとしても優秀だ。サイズ:52×43×H15cm、重さ:2.33kg
11. 消火用水から薪入れまで!
薪や焚き火道具の保管、洗い物の持ち運びなど何かと使えます。重ねて収納できるので、2〜3個まとめて持って行くといいかも
ONOE
「バケツブラック11L」(2480円)
焚き火のそばに備えておきたい鉄製バケツ。消火用水になるほか、汚れた手を洗うなど何かと便利だ。持ち手がやわらかな木なので、水をめいっぱい入れても手が痛くなりにくい。サイズ:φ28×H23cm、重さ:1.2g
※2022年10月6日発売「GoodsPress」11月号114-115ページの記事をもとに構成しています
<取材 · 文/大森弘恵>
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- Original:https://www.goodspress.jp/features/484959/
- Source:&GP
- Author:&GP
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