新型コロナでiPhoneの組み立て工場、新たに一週間封鎖〜減産リスク高まる

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新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の蔓延によって、中国河南省の鄭州にあるの大規模工場が11月9日まで封鎖されることが分かりました。

新たに1週間の封鎖へ

収まる気配を見せない新型コロナウイルスの蔓延に対し、中国政府は厳しく対処する姿勢を依然として崩していません。
 
今回新たに問題となっている鄭州でも、現地の感染者が急増したため、街ごと封鎖する措置を採っています。住民は外出を原則として禁じられ、許可された車両しか道路を走行することができません。
 
そうした中、全体のうち70%の組み立てを請け負うFoxconnも、鄭州工場が11月2日から11月9日にかけて封鎖下に置かれることが分かりました。
 
今回の日程前から工場の封鎖は行われており、密かに寮を抜け出し故郷に帰る従業員の様子が報じられていました。

出荷台数の減少は避けられず

Retuersによると、該当する工場への具体的な措置は明らかにされていないものの、封鎖ルールに従えば部品の運搬も禁じられることになるため、iPhoneの生産体制に何らかの影響が出ると考えられています。
 
すでに市場調査を専門に手掛けるTrendForceは、鄭州工場の機能停止によって、第4四半期(10月〜12月)におけるiPhone出荷台数が、従来予想の8,000万台から200万台〜300万台ほど減少する見通しを立てています(11月単月では最大30%減少するとの観測もあり)。

Appleも対策検討か

Foxconnは対策として、深セン工場でのiPhone生産台数増加に取り組んでいるそうですが、上位モデルであるProシリーズについては、依然として鄭州のみでの増産にこだわっているとされています。
 
しかし、感染が今後も収まりを見せなかった場合も含めてリスクを軽減するべく、はFoxconnのライバルであるLuxshareやPegatronでの組み立ても検討していることが報じられています。
 
 
Source:Reuters via AppleInsider
(kihachi)


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