街でも着られる安心感。ユニクロとGUからはじめる“キャンプ初心者”の服装とは

街の喧騒から離れ、大自然に囲まれながら焚き火やおいしいご飯などを心ゆくまで楽しめるキャンプ。とはいえ、必要なモノも多ければ事前準備も決して楽ではありません。結局、行ったのは一回きり…なんてことも良くある話。服装は特に、シーズンやキャンプ場の環境によっても変わってきますから、はじめから本格的なアウトドアブランドで全身を固める必要はありません。

しかし、せっかくのキャンプですから、おしゃれをして気分をアゲたいですよね? そこで登場するのが、UNIQLO(ユニクロ)とGU(ジーユー)、というワケです。

もちろん、はじめからキャンプにハマらないことを前提にした消極的な話ではなく、単純に、“低予算でおしゃれな着こなしが作れたら良いよね”という前提のもと、これからキャンプをはじめる人にうってつけなコーディネートを考えてみました!

■アウターは“ちょい大きめ”がポイント。重ね着で体温調節するGUのキャンプコーデ

▲写真右:「ヒートパデッドブルゾン」(3990円)、写真中上:「ウインドプルーフマウンテンパーカ」(4990円)、写真中:「コーデュロイリラックスフィットバンドカラーシャツ(長袖)+E」(1990円)、写真中下:「ヘビーウェイトクルーネックT(長袖)」(1490円)、左上:「ツイルキャップ」(990円)、左中「ヒートパデッドマフラー」(990円)、左下「ストレートペインターパンツNT+E」(2490円)

▲左:身長168cm、右:身長177cm

10月の北軽井沢。キャンプ場の人曰く「前日は最低気温が6度だった」とのこと。ですが、日中は20度近くまで上がり、テントの設営なども考えるとロンT+シャツを羽織る程度でOK。寒くなってきたらアウターを重ねたり、高機能インナーを取り入れたりするスタイルがおすすめです。

GUコーデはベージュやブラウンを基調とする“アースカラー”でスタイリング。下から上にかけて徐々にトーンを明るくすることでおしゃれ感がグッとアップします。特に、地面に近いパンツは汚れが付きやすいですから、暗い色のアイテムがうってつけ!

さらに、キャンプはテント設営や準備などで結構動き回るので、ストレッチが効いているモノや、ゆったりとしたシルエットのモノを選ぶとなお良しです。

GUはトレンドを上手に取り入れているブランド。全体的にリラックスフィットなサイジングに仕上がっているので、立ったり座ったりといった動きもノンストレスで行えます。

風が出て少し寒さを感じてきたら、「ウインドプルーフマウンテンパーカ」を羽織って調節。撥水、防風、透湿機能を搭載した素材を使用しているため、冷気を防ぎつつ、ムレにくいという高機能っぷり! また、ゆったりしたシルエットなのでストレスフリーに着用できるのも魅力です。大きいポケットも付いているため、貴重品やキャンプギアを入れるときにも重宝しますよ。

気温がグンと下がる夕方以降には「ヒートパデッドブルゾン」をアウターの上から羽織ってしまいましょう。あえてワンサイズ大きいモノを選ぶことでアウターの上からでも窮屈に感じません。

「ヒートパデッドブルゾン」は、保温効果の高い“ヒートパデッド中わた”を使用しているため、気温が一桁台でも十分に暖かく過ごせます。袖口、裾口からの風の侵入を防ぐスレッチバインダー仕様になっているのもポイント。

シンプルなデザインなので街着として使ってもバッチリ! これだけ高機能でおしゃれなデザインながら3990円という価格設定には頭が上がりません。

ちなみに、もっと寒いときには「ヒートパデッドマフラー」で首元を温めましょう。肌に当たる部分はボアが使われていて、フワフワした着用感がクセになります。こちらはなんと990円! 予算を気にせず気軽に買い足せる点も、GUの大きな強みですね。

■気温一桁台でも大丈夫。“超寒がり”でも安心なユニクロの高機能ウエア

▲右:「防風パデッドコート」(9990円)、中上:「防風アウターフリースジャケット」(4990円)、中下:「ヒートテックウォームイージーパンツ」(4990円)、左上:「ヒートテックコットンクルーネックT(極暖・9分袖)」(1500円)、左中:「ヒートテックビーニー」(990円)、左下:「パデッドブランケット」(3990円)

ユニクロの魅力は、高機能なアイテムが充実していること。質感も高く、上品に見えるのもポイントです。「防風アウターフリースジャケット」はこれ一枚で十分な暖かさ。“防風”という名の通り、風を通さないので衣服内の温度をキープできます。袖を通した瞬間に温もりを実感できるので、寒がりの人にはもってこいのアイテムです。

正直、テント設営時には汗ばむくらいでした。そんなときはジップを全開にして熱を逃がしたり、風が冷たいときには半分まで閉めたりと、細かい調節ができるのはフルジップ仕様ならでは。

ジップを閉じれば保温効果がグッとUP。ボアが首元にしっかり密着するのでマフラーいらずの温かさです。

ちょっと余談ですが、開放感のある大自然の中で食べるキャンプ飯は控えめにいっても絶品。これがあるから「また行きたい!」ってなっちゃうんですよね。

寒くなってきたので「防風パテッドコート」を着用。高機能な中わたを使用することで、抜群の温かさと軽さを実現しているそう。肩回りの可動域に優れるラグランスリーブ仕様のため、ストレスフリーに着られる点も優秀! また、腰やお尻の暖かさを実感できるロング丈なのもポイントです。

フリース同様、スタンドカラーになっているので、着こなしが大人っぽい印象に。なお、インナーには「ヒートテックコットンクルーネックT(極暖・9分袖)」を追加しました。

テントの設営が終わってしまえば、夜ご飯までチェアに座ってゆったり過ごしていることがほとんど。そのため、実際の気温以上に寒く感じることもあります。いつもならガタガタ震えながら過ごすことの多い私ですが、ユニクロのウエアのおかげで寒さを気にせず、暖かいまま夜まで過ごせました。

防風性もある「ヒートテックウォームイージーパンツ」も抜群に温かく、ノータイツで過ごすことに成功。少ないアイテムで十分な温もりを提供してくれるため、洋服の重さで必要以上に体力を消耗してしまうこともありません。

日が完全に落ちきって、さらに気温が下がったときは「パデッドブランケット」がうってつけ。膝掛けとして使用できるだけでなく、スナップボタンが付いているため、ポンチョのように羽織ることも可能。小さく折りたためるので持ち運びもしやすく、秋冬のキャンプにひとつあるとうれしいアイテムです。

*  *  *

結果的に、気温が一桁台になってもユニクロ・GUともに、快適に過ごせました。洋服が汚れてしまったり、火の粉でせっかく買った高機能アウターに穴が空いてしまったりとトラブルが多いキャンプ。万が一、そんなシーンに出くわしたとしても、コスパに優れた両ブランドなら痛手も少なく済みます。

おしゃれでお財布にも優しいユニクロとGUで、ストレスフリーなキャンプライフをお過ごしください!

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<取材・文/宇田川雄一

宇田川雄一|スタイリスト。大学卒業後、アシスタントを経て2008年フリーに。モノ誌やWeb媒体を中心に、広告、PVなど幅広く活動。メンズのビジネススタイルを得意とし、雑貨、インテリアなどライフスタイル全般にわたってスタイリングしてきた経験を生かし、執筆も行っている。

 

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