AppleのクックCEO、TSMCの新アリゾナ工場からチップの一部を調達すると明言

TSMCロゴ
 
Apple最高経営責任者(CEO)は、同社がチップ供給の少なくとも一部を、米アリゾナ州に建設中の台湾の工場から調達する予定であることを明らかにしました。クックCEOは、ドイツで開催されたAppleのエンジニアから小売店の従業員までが参加する社内会議でこのように発言しました。また、欧州の工場へもチップの受注が拡大する可能性があります。

アリゾナ工場、2024年に稼働予定

クックCEOは会議で、「アリゾナの工場から買い取ることは、既に決定しています。この工場は2024年に稼働を開始するので、この件に関しては約2年先か、もう少し先のことになるかもしれません」と述べたとのことです。また、「その計画が明確になるにつれ、ヨーロッパからの調達も行うことになると思います」と続けています。
 
また、この会議には、Appleのサービス担当上級副社長であるエディ・キュー氏と、小売・人事担当上級副社長のディアドラ・オブライエン氏が出席しました。

アリゾナ州の労働力不足について

TSMCのアリゾナ州のチップ工場は、2021年6月に建設が始まり、2024年初頭から生産が開始される予定です。
 
アリゾナ州の労働力不足は、TSMCにとって課題となっています。同州に工場を構えるIntelは、既に12,000人を雇用しており、工場拡張のため、さらに3,000人の増員を求めています。TSMCは新工場の人材を募集する際、既に低失業率の地域で競争する必要があります。
 
しかし、TSMCはで達成できる成功のレベルについて懐疑的です。米下院議長のナンシー・ペロシ氏は8月に台湾を訪問した際、同社の創業者モリス・チャン氏およびマーク・リウ会長と会談しました。チャン氏はペロシ氏に対し、米政府による米チップ産業の再建は失敗する運命にあると語ったとのことです。
 
AppleがTSMCから何を購入するのか、具体的に何を製造するのかは明らかになっていません。Appleが4年前に発売したAシリーズチップの需要は、未だにあります。このままの現状が維持されるのであれば、TSMCのアリゾナ工場から購入したチップは、iPhone製造の為に中国やインドにする必要があることに変わりはありません。
 
 
Source:Bloomberg via AppleInsider
(m7000)


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