工場暴動から一段落、再びFoxconnが大掛かりな人員募集へ

Apple iPhone14シリーズ
 
工場内で起きた暴動からの大規模離職にもめげず、改めてが好待遇で人員募集を行っていることが分かりました。シリーズの供給不足を補うためです。

月25万円の破格待遇

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の封じ込め政策による工場閉鎖に伴い、待遇に不満があるとして発生した工場での暴動は、2万人の従業員が離職する形でひとまずの区切りとなりました。
 
離職した2万人の多くは生産ラインに従事する前の段階であったため、量産に大きな影響はなかったと、Foxconnは発表しています。
 
しかし、年末商戦を前にしてiPhone14シリーズの量産ペースを上げられないのは、Appleのみならず、組み立てを請け負うFoxconnにとっても非常に痛手です。
 
そのため、12月から始まる従業員の募集では、給与と補助金(21日以上の勤務と定期出勤)をあわせて、最高で月1.3万元(約25万円)の好待遇が提示されているようです。
 
また、同工場で過去に働いたことのある従業員に対しても、時給30元(約575円)に加えて、特別に6,500元(約12万円)の特別手当が支給されることが分かっています。

iPhone12を購入する羽目に

中国政府によるコロナ封じ込め政策により、シリーズの量産を牽引してきたFoxconnの工場が閉鎖を余儀なくされたことは、iPhoneの需給バランスに大きな変化を与えています。
 
例えば、年末商戦の一つであるブラックフライデー(11月25日)では、に訪れたものの、iPhone14 Proの在庫がなかったために、仕方なくiPhone12を購入する羽目になったという消費者も登場しました。
 
またWedbush証券のアナリストも、シリーズの昨年12月と比較して、最新iPhoneの在庫が25%〜30%少ない状況が起きるとみています。
 
 
Source:経済日報
(kihachi)


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