現地時間12月7日、Appleは最も重要なiCloudデータの大部分をエンドツーエンドの暗号化で保護し、信頼できるデバイスでのみ復号化できるようにするための選択肢の提供を開始する、と発表しました。
データ侵害が起こってもデータの保護が可能に
iCloudのための「高度なデータ保護」を選択したユーザーは、クラウド上でデータ侵害が発生した場合でも、ほとんどのiCloudデータを保護し続けることができます。
iCloudはすでに、iCloudキーチェーンのパスワードやヘルスケアデータなど、14種類の機密データをデフォルトでエンドツーエンドの暗号化を用いて保護していますが、「高度なデータ保護」を有効にしたユーザーの場合、エンドツーエンドの暗号化を使用して保護されるデータカテゴリーは、iCloudバックアップ、メモ、写真など、合計23種類にまで増加します。なお、グローバルなメール、連絡先、カレンダーシステムと相互運用する必要があるため、iCloudメール、連絡先、カレンダーのみ対象外となっています。
データ侵害の数は3倍以上に
専門家によれば、データ侵害の総数は2013年から2021年までの間に3倍以上に増えており、2021年だけで全世界で11億件の個人記録が流出したとのことです。
テクノロジー業界では、エンドツーエンドの暗号化を導入することで、この脅威の高まりに対応する企業が増加しており、Appleの新機能もこの流れの一環とみなすことができます。
Source:Apple via MacRumors
(lexi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-508939/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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