iPhone向けの最新OS、iOS16.2が来週リリースされる見通しです(12月13日との予想もあり)。そのiOS16.2の新機能についてまとめてみました。
iOS16.2の新機能と変更点抜粋
iCloudの高度なデータ保護
iCloudのほぼすべてのデータを、エンドツーエンドの暗号化で保護できる選択肢が、iOS16.2では選べるようになります。
この「高度なデータ保護」を有効にすると、iCloudバックアップ、写真、メモ、リマインダー、ボイスメモ、Safariブックマークを含む計23種類のデータを保護可能になるとのことです。
Apple Music Sing(カラオケ機能)
Apple Music Singは、iOS13で提供が開始されたリアルタイム歌詞表示機能の進化版です。
ボーカルの音量を調節すると、音節ごとにタイムリーに正確に表示される歌詞に合わせて、一緒に歌うことができます。
Appleは当初「12月末」より、世界中のApple Musicのサブスクリプションの登録者が利用できるようになると発表していますが、Apple Music SingはiOS16.2リリースキャンディデートに含まれていたことから、来週には利用可能になる見通しです。
常時表示ディスプレイの改善
iPhone14 Pro/Pro Maxで導入された常時表示ディスプレイですが、常に通知が表示されているのが気になるとの意見もあります。
そのためiOS16.2では、壁紙と通知の表示をオフにできる選択肢が追加されています。
フリーボード(Freeform)アプリ
iOS16.2では、複数のユーザーが同一の文書を表示、共有、作業可能となるフリーボードアプリが追加されます。リアルタイムで共同作業スペースを利用しつつ、ほかの人が行ったコンテンツの追加や編集などを見ることができます。
フリーボードアプリは主にiPadを対象とするアプリですが、デバイスを問わずに複数のAppleデバイスで共有するという目的のため、iOS16.2およびmacOS Venturaでも導入されます。
Dynamic Island
iPhone14 Pro/Pro Maxで導入されたDynamic Islandが、iOS16.2では、音楽再生中でもWi-Fiのアイコンと信号のバーが表示されるようになります。
これまでは音楽を再生中だと、Dynamic Islandはバッテリーアイコンは表示しますが、Wi-Fiのアイコンと信号のバーはどちらか一方しか表示しませんでした。
iOS16.2ではDynamic Islandの横幅が小さくなり、音楽再生中でもバッテリーアイコン、Wi-Fiのアイコン、信号のバーがすべて表示されます。
ホームアプリのアーキテクチャ
iOS16ではホームアプリのデザインが変わり、アクセサリが見やすく、操作しやすくなりました。
iOS16.1ではGoogle、Amazonも参加する「Matter」に対応、Siri、Google Assistant、Alexaに、すべてのホームアクセサリが対応するようになっています。
そしてiOS16.2では、ホームアプリがさらに進化、性能が向上し、使い勝手がよくなるとAppleは述べています。
アニメのもたつき問題が修正
iPhone13 ProシリーズおよびiPhone14 Proシリーズが搭載する、リフレッシュレート120Hzディスプレイでおもに発生しているアニメーションの遅延やもたつきの問題が、iOS16.2では修正されている模様です。
AirDropの「全員」と共有
近くにあるほかのAppleデバイスと写真や文書などのコンテンツを共有できるAirDrop機能の、「全員」と共有するオプションに、10分間の時間制限が設けられる見通しです。
Source:Macworld, Tom’s Guide
Photo:Apple
(lunatic)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-509407/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
Amazonベストセラー
Now loading...