凍えるような寒い日にこそありがたい最新ダウンアウター5選

近年はさまざまなブランドから“ダウン”アウターが発売されています。中に綿が入ったモコモコのウエアだからダウンだと思いがちですが、これは必ずしも正しくはありません。

ダウンとは、水鳥の羽根と羽根の間に生えている柔らかい綿毛(ダウンボール)のことを指します。吸湿性に優れており、また空気を溜め込める性質があります。この溜め込んだ空気が断熱と保温の効果を発揮してくれます。さらに吸った湿気を放出もできることも特徴です。

またダウンウエアのスペックを見てみると「ダウン◯%、フェザー◯%」と書かれていることがあります。フェザーとは軸を持った羽根のことで、保温性はダウンに劣りますが、通気性が高く軸が弾力性を持っていることから、ダウンの偏りを防ぐ効果があります。

そして中わた。これはポリエステルなどを使って人工的に作った“わた”になります。ダウンやフェザーと比べて水に強いという特徴があり、最近は主にアウトドアブランドなどが高機能な中わたを多数開発しています。ダウンと比べて安価で、さらに洗濯などもしやすいというメリットがありますが、保温性という意味ではダウンに劣ると言われています。稀に、中わたなのに“ダウン〇〇”と謳うウエアもあるため、気になる場合は仕様をチェックしてみてください。

もうひとつ、ダウンウエアで知っておきたいのがFP(フィルパワー)。これは“かさ高”を指し、同じダウン量でも数値が大きいほど空気を多く含めることから、FPの値が大きいほど軽くて保温性に優れていると言えます。FP600~700が良質、FP700~が高品質ダウンとなりますが、街で着る場合は概ねFP550以上あれば十分暖かさを得られるはずです。

他にも、グース(ガチョウ)かダック(アヒル)かなどありますが、どのようなスペックにせよ、保温性=あたたかさという面で見るとダウンウエアは、やはり他のウエアより優れています。1年で最も寒くなるこれからの季節にはやはり頼りになることは間違いありません。

そんなダウンを使った最新アウターを5点ご紹介します。

 

1. 高機能が魅力の「西川ダウン」

セレクトショップ「ナノ・ユニバース」が老舗寝具メーカー「西川」とタッグを組み作り上げた「西川ダウン」。羽毛布団を手掛ける西川の技術とナノ・ユニバースのデザインが融合したダウンウエアは、さすがの高クオリティ。今季も数多くの商品をラインナップしています。「アークティックダウン」はミリタリーウエアであるN-3Bの要素をベースにしたモデルで、おしりが隠れる丈感はオンオフ問わずコーディネートに合わせやすい汎用性の高さです。スペックはダウン90%、フェザー10%、ポリエステルと綿の混紡素材を使った表地には撥水加工が施されています。

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2. 街にフィールドに活躍

ノルウェーの港町で生まれたヘリーハンセン。海に生きる人たちのために生まれた高い防水性や機能性を誇るブランドは、その後、ウインタースポーツや登山など、さまざまなアウトドアフィールドに活躍の場を広げています。そんなヘリーハンセンの新作「アーレンダールダウンジャケット」はダウン80%、その他の羽毛20%のリサイクルダックダウンを封入。表地には味のあるシワ感が出る再生セルロース繊維の表地には耐久撥水加工を施してあります。

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3. 老舗が誇る定番シリーズ

近年、街着としても存在感上昇中の国産ブランド、ナンガ。国内で洗浄、製造した羽毛にこだわる老舗ダウンメーカーの代表的なシリーズ「オーロラ」に、今季の新作としてベージュやアイボリーといった淡いカラーがラインナップ。スパニッシュダックダウンをダウン90%、フェザー10%使い760FPを誇るスペックは保温性抜群。さらにナンガ独自開発の素材である表地“オーロラテックス”は耐水圧20000mm!で、雨などの侵入を防ぎ、水に弱いダウンをしっかり守ります。

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4. タウンユースに便利なポケット付き

アパレルメーカー、三陽商会が手掛けるマルチファンクショナルブランド・SNOWからもダウンコートが登場。シンプルな「SNOW ユニセックスダウンコート」、M-65フィールドジャケットの雰囲気がある「SNOW ミドルダウンコート」、モンスターパーカーをベースにした「SNOW ロングダウンコート」の3型をラインナップ。いずれのモデルも上質なホワイトグースのダウン95%、フェザー5%を使用し、FPはなんと800! さらに、袖口にはICカードやスマホを入れられるポケットが付くなど、タウンユースにピッタリなアウターです。

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5. 生地はGORE-TEX!

フェニックスのアーバンアウトドアブランド「+フェニックス」にセレクトショップ「エディフィス」が別注したダウンウエアの特徴は、なんといっても生地に“GORE-TEX INFINIUM(ゴアテックスインフィニアム)”が使われていること。防風、透湿、耐水性があるGORE-TEXが体もダウンもしっかり守って快適な着心地を実現しています。スペックはダウン90%、フェザー10%で700FP。ビジネスシーンにも使いやすいカラーリングのスタンドカラータイプとアウトドアシーンにぴったりなフード付きの2種類をラインナップしています。

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<文/&GP>

 

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