安心運転の必需品! 2022年に登場した買って損なし進化系最新ドライブレコーダー5選

【2022年人気アイテム総まとめ】

2020年6月30日に道路交通法が改正され、あおり運転が妨害運転罪として厳罰化されたものの、あおり運転は依然として存在し、テレビのニュースやネットで交通被害が大きな話題になっています。と同時に注目されているのが、これらのトラブルを映像記録している「ドライブレコーダー」の存在。2022年も各メーカーから、数多くのドライブレコーダーが登場しました。

ドライブレコーダーは、あおり運転対策のためだけでなく、目撃者のいない事故や事故の発生時の状況について、当事者の主張が食い違う場合などに事故状況を客観的に捉えて過失割合の参考になるほか、当て逃げやひき逃げ事故などの証拠としても重要な役割を果たします。

パイオニアが、自宅にクルマを保有する20代~60代の男女を対象に行ったインターネット調査(※1)によると、ドライブレコーダー普及率は車保有者の54.5%、今後の新規購入や買い替え、買い増し意向は29.1%という結果に。また、「現在、設置している車載機器」についての調査では、「カーナビ」と回答した割合が78.5%と最も多く、ドライブレコーダーはそれに続く車載機器となっています。今後もドライブレコーダーの普及率が上がることは間違いないでしょう。

また、高級車や人気車種の盗難が急増し、警察庁が2022年10月に発表した犯罪統計資料(※2)によると、2022年1~9月の車両盗難の件数は4297件。昨年同期比で12%も増加しています。しかしながら、検挙率は42.9%と昨年同期比7.2%減と検挙されづらくなっています。

これらのトラブルに対応すべく、ドライブレコーダーに求められる役割は重要です。ユーザーによって必要な機能は異なるでしょうが、最低限 “あおり運転”に対応できる前後カメラを搭載したモデルがオススメ。フロントカメラだけ装着している場合はリヤカメラを追加しましょう。360度モデルを選べば車内や側面の様子が確実に記録できて安心感はさらに高まります。防犯機能を重視して車上荒らしや盗難などにも備えるなら通報機能付きモデルもチェックしておきたいものです。今回は、2022年に発売された最新モデルの中から、選りすぐりの5台を紹介します。

※1=調査数:1000名(2022年5月13日〜15日)、3355名(2021年8月20日〜22日)

※2=警察庁「令和4年1~9月犯罪統計」より

1. 撮影データをクラウドに自動保存する通信型モデル

コムテック
「ZDR059」(実勢価格:6万9800円前後)

コンパクト設計で高品質な実用性の高いドライブレコーダーを多数ラインナップするコムテック。

「ZDR059」は、360度カメラ搭載の本体とリヤカメラのツーピースモデル。前方や側面、車内、後方の様子を記録できるのはもちろん、最大の特徴は通信機能を備えている点です。イベント録画した画像または映像を自動的にクラウドに保存。スマホの専用アプリでデータの確認や保存ができます。

「画像プラン」は購入時から1年間は通信費が無料。有料の「動画・通話プラン(1万4000円/1年)※3」は、専用アプリとドライブレコーダーで通話(1回最大30分)も可能です。

※3=2023年6月30日まで動画・通話プランの年間利用料金半額(7000円/1年)キャンペーン中

衝撃録画や後続車接近録画などで異常を感じた場合は、登録したスマホへ通知し、専用アプリから車内へ声かけ(自動通話状態になるのでドライブレコーダーの操作は不要)が可能。本体の起動時と終了時に専用アプリへの通知や位置情報が確認できる「みまもり通知機能」も搭載しています。

さらに、駐車監視・直接配線コードを標準装備し、駐車中の車両を360度記録で最長24時間監視(異常時はクラウドへのデータ保存および専用アプリへ通知)できます。防犯から見守りまで、こだわりたい人にはこのモデルが最適でしょう。

>> コムテック

2.2カメラで360度+前後の高画質録画を実現!

カーメイト
「ダクション 360D DC3600R」(実勢価格:5万2250円前後)

2017年に市販初の360度モデルを発売したカーメイト。

「DC3600R」は、従来の360度モデルの弱点(データをリサイズして保存するため、拡大すると前方車のナンバープレートが不鮮明)をフロント部分の映像を高解像度のまま切り出し、同時に360°のリサイズデータも保存する『デュアルレック機能』によって克服。垂直画角220度のワイドアングルで車内から前方の信号機までしっかり記録でき、リヤカメラは透過率5%の濃いスモークガラスにも対応しています。

ソニー製CMOSセンサーによる夜間撮影技術「STARVIS」を採用し、夜間でも明るく高画質に録画できます。

本体には2.4インチの液晶を搭載し、画面を見ながら操作できます。また、無線LANを搭載しているので、無料のスマホアプリを利用すればスマホに映像をダウンロードして確認することも可能です。

さらに、別売りの駐車監視オプションを装着すれば、エンジンOFF時でも衝撃を検知して録画(最大2週間)できます。エンジンを切ってから最大30分間は駐車常時録画が働くので、コンビニなど短時間の駐車でドアパンチや当て逃げがあればしっかり記録できて安心です。後方や側面、車内の映像はもちろん、前方の映像はしっかり鮮明に記録したいという人にオススメです。

>> カーメイト

3.話題のデジタルインナーミラー仕様の最強コスパモデル

BALUCE
「No.5700 BALUCEII」(実勢価格:3万2800円前後)

デジタルインナーミラーに前後カメラのドライブレコーダーを搭載。10.88V型液晶ディスプレイは全面タッチパネル。上下スライドで前後カメラとも可視角度が変更できます。

映像切り替えも画面を左右スライドするだけでスムーズに切り替えが可能。低反射ガラスを採用して画面が明るく映り込みが少ないのが特徴です。白とびや黒つぶれを軽減するHDRも搭載しているので、急激な明るさの変化にも対応。

また、画像補正として「STARVIS」をフロントカメラに、「LAVISTA(ラビスタ)」をリヤカメラに搭載し、後続車のヘッドライトの光を制御するなど夜間でも鮮明な映像を実現しています。

あらかじめ設定しておいた速度を超えるとアラームが鳴る「速度超過お知らせ機能」を任意で設定でき、駐車ガイド線の幅や傾き、ON/OFFを任意で調整可能な「リバースギヤ連動機能」を備えるなど便利機能が充実。

「リヤカメラズーム機能」によって、ワンタッチで倍率をノーマルとズーム(20段階で倍率設定)を交互に切り替えできるのもポイント。ルームミラーに近い距離感に調整できるので、違和感なく使えます。ラゲッジに荷物が満載していると通常のミラーでは後方の様子が見えないけれど、これならバッチリ確認できるようになります。

デジタルインナーミラータイプで圧倒的にコスパが高い点も見逃せません。

>> 大橋産業

4.夜間撮影に強い前後2カメラで“あおり運転”を自動録画!

セルスター
「CS-93FH」(実勢価格:4万7800円前後)

フルHD画質の前後2カメラモデル。セルスター製品の中でもっとも夜間撮影に強く、他社の製品と比較してもトップレベルの性能を誇ります。暗い場所でもキレイに撮影できる「STARVIS(スタービス)IMX327」を採用。

さらに補正機能「ナイトクリアVer.3」によって夜間走行はもちろん、トンネル内でもノイズの少ない鮮明な映像を記録できます。

2.4インチタッチパネル液晶は設定や操作がしやすく、大容量64GBのmicroSDカードを付属。microSDカードメンテナンスフリー機能によって定期的なフォーマットが不要なのも便利です。

オプションの常時電源コードを使うことによって、駐車監視(パーキングモード)も可能になります。動作時間(0/1/2/4/6/8/10/12時間)を本体で設定できたり、起動時にパーキングモードのON/OFFを音声できたりします。

また、通常時録画とパーキングモード録画のフレームレート(30/10fps)を変更可能。10fpsに設定すると3倍長く録画できます。また、前車発車警告や車線逸脱警告、車間距離保持警告などの安全運転支援機能が充実。

後方キャッチ機能で「あおり運転」を自動で録画できるなど、安心感が高いです。

>> セルスター

 

5.フロントカメラを装着済みという人に最適なリヤ専用モデル

ユピテル
「SN-R12d」(実勢価格:1万9250円前後)

すでに前方録画タイプのドライブレコーダーを装着しているけれど、あおり運転対策に後方録画用のカメラも追加したい、という人にピッタリのリヤ専用モデル。

電源は運転席側まで届く7mのロング電源直結コードが付属。また、リヤ独立のGセンサーを搭載しているので衝撃を確実に検知します。

フロントカメラが他社製品でも問題なく組み合わせて使えるのも◎。明暗差や夜間の後続車のヘッドライトで生じやすい白飛びを抑制するHDR機能も搭載しています。

フルHD画質で視野角は対角162度と広角に記録でき、実用性はハイレベル。

本体には無線LANを内蔵。無料の専用アプリをスマホにインストールして接続すれば、スマホで映像記録の開始や停止、設定、映像の確認、ダウンロードも可能です。衝撃を検知すると本体とスマホの両方に保存します。

また、別売りオプションの専用スイッチを設置しておけば、ワンプッシュで映像データを専用フォルダに上書きされないデータの保存も可能になります。

さらに無料のPCビューアソフトを利用すれば、“Gセンサーグラフ”や“走行速度”などの詳細な情報とともに記録映像を確認できます。

>> ユピテル

>> 【特集】2022年人気アイテム総まとめ

<構成・文/常國伸太郎>

 

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