Appleが2022年に発売した新製品の中で、残念な印象の製品を5つ、iJunkieがまとめているのでご紹介します。
2022年、3回のイベントで多数の新製品を発表したApple
Appleは2022年、スペシャルイベントを3回開催し、多くの新製品を発表しています。
- 2022年3月 「Peek Performance」イベント:iPhone SE(第3世代)、iPad Air(第5世代)、Mac Studio、Studio Display
- 2022年6月 世界開発者会議(WWDC22):M2搭載のMacBook AirとMacBook Pro
- 2022年9月 「Far Out.」イベント:iPhone14シリーズ、Apple Watch Ultra、Apple Watch Series 8、Apple Watch SE(第2世代)、AirPods Pro(第2世代)
このほか、10月にはプレスリリースでM2搭載のiPad Proや、iPad(第10世代)、Apple TV 4Kを発表しています。
これらの新製品の中から、残念な印象の5製品をiJunkieがピックアップしています。
1. iPhone14
Appleはこれまで、上位モデル「Pro」シリーズとスタンダードモデルを、カメラやディスプレイの性能で差別化してきました。
iPhone14 ProとiPhone14 Pro MaxのDynamic Islandや常時点灯ディスプレイは、差別化要因として機能しているといえます。
しかし、iPhone14 Proが最新鋭のA16 Bionicチップを搭載したのに対して、iPhone14はiPhone13と同じA15 Bionicチップを搭載しており、カメラ性能の向上も小規模だったことで、残念な印象を持った方も多いようです。
iPhone14 Plusは、バッテリー持続時間の長さが売りですが、販売面では苦戦が伝えられています。
iPhone15シリーズでは、スタンダードモデルにもDynamic Islandが装備されるほか、販売価格が引き下げられるとの予想もあります。
2. Apple Watch Series 8
Apple Watch Series 8は、同時に発表されたApple Watch Ultraの影に隠れてしまった印象があります。
Apple Watch Series 8は、衝突事故検出やBluetooth 5.3への対応など小幅な進化を遂げていますが、サイズ、ストレージ容量、バッテリー持続時間がApple Watch Series 7と同じであり、そしてS8チップがApple Watch Series 6から3モデル続けて同じものであることが分かるなど、新鮮味に欠ける存在となってしまいました。
3. iPad(第10世代)
iPad(第10世代)は、外観デザインが刷新され、高速なA14 Binocプロセッサを搭載、4GBのRAM、カメラ性能の向上、USB-C端子搭載、Wi-Fi 6やBluetooth 5.2に対応、そして豊富なカラーバリエーションなどが印象的なモデルです。
しかし、ベーシックなiPadという位置付けでありながら、68,800円(税込)からと価格が大幅に上がってしまったため、手を出しにくい存在になってしまいました。
また、iPad(第10世代)が対応しているApple Pencil(第1世代)とのペアリングに専用アダプタが必要という点も話題になりました。
4. Studio Display
Mac Studioと同時に発売された、27インチ5KのStudio Displayは、発売直後から内蔵カメラの画質が悪い、内蔵スピーカーの音が出なくなる、音質が悪いといった問題が指摘され、Appleはファームウェアのアップデートやサポート文書の公開など対応に追われました。
また、219,800円(税込)と高価なディスプレイでありながらHDRに非対応で、対応リフレッシュレートが60Hzのみであることや、高さを調整するには追加で48,000円でオプションを購入する必要があることも、残念な印象を与えてしまっています。
5. M2搭載iPad Pro
M2搭載iPad Proは、搭載プロセッサをM1からM2に置き換えただけのモデルという印象を与えてしまっています。
最新のiPad Proは前モデルから、GPUコアを8から10に、メモリ帯域を50GB/sから100GB/sに増強しています。
iJunkieは、日常的な利用で大きな差を感じることはないだろうとして、M2搭載iPad Proを見送って、M1搭載モデルを割引価格で買うことを勧める、とコメントしています。
2023年には注目の新製品が多数発売見込み
2023年には、USB-C搭載が見込まれるiPhone15シリーズをはじめ、M2世代のプロセッサを搭載するMac mini、14インチ/16インチMacBook Pro、Mac ProなどのMacの新製品、iPad mini(第7世代)など、多くの新製品が発売されると期待されています。
Appleが開発を進めていると噂されている拡張現実(AR)/仮想現実(VR)ヘッドセットも、ついに2023年に発売されると予想されています。
Source:iJunkie
Photo:Apple (1), (2), (3), (4), (5)
(hato)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-513787/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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