株式会社パパゲーノ(以下、パパゲーノ社)は、絵本「ドーナツのなやみごと」のNFT(非代替性トークン)を含む、グッズ販売を開始したことを発表しました。Amazonでは電子書籍の販売も開始されています。
仮想通貨イーサリアムで購入可能
「ドーナツのなやみごと」のNFTは、大手マーケットプレイス「OpenSea」で販売中。
絵本の挿絵データと、登場するキャラクターのイラストがNFTになっており、暗号資産(仮想通貨)のイーサリアム(ETH)を使用して購入することができます。最低価格は0.01ETH(記事執筆時点で約1,650円)です。
ドーナツのなやみごとについて
「ドーナツのなやみごと」は、自分の「穴」にコンプレックスを抱くドーナツが、謎の卵と旅をしていく中で、考え方を変えていく、「障害」を「穴」に見立てたドーナツの成長物語。
著者の“はるのぱせり”さんは、精神障害に関する当事者会で活動しており、その経験が作品に活かされているそうです。
以前からNFTプロジェクトに注力
パパゲーノ社は、以前からNFTに関するプロジェクトを手掛けている企業で、「100人の生きることと向き合う物語(リカバリー)」をテーマにした「100 Papageno Story」を展開しています。
「100 Papageno Story」は、精神疾患やメンタルヘルスの不調を経験した人の物語を、絵画・絵本などで表現し、世界に届けることが目標。「OpenSea」で関連するNFTの販売が行われているほか、分散型自立組織「Papageno DAO」も存在します。
同DAOには、NFTの購入者が参加可能で、参加者はアート事業の売上をどのように使うかを決める投票などに参加できます。
(文・S.Inosita)
- Original:https://techable.jp/archives/188575
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:井上智文
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